「最近、感動してないな…」と思ったらするべき「たった1つのこと」
映画『君の名は。』や『シン・ゴジラ』が、世代を越えて感動の輪を広げている。いい評価が広まれば、鑑賞者を増やせる好例だ。
人々は日常的に感動が不足しており、それを求めていた結果なのかもしれない。
そこで、しらべぇ編集部では「最近、感動することがない」と感じている人について調査してみた。
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■40%以上の人が「感動することがない」
全体結果を見ると41.6%の人が「最近、感動することがない」と回答しており、2人に1人に近い数字。さらに男女や年代で比較すると、女性の年代間で特徴的な変化があった。
男性は20~60代の年代間で「感動することがない」割合に大きな差はない。もっとも低い20代で4割、もっとも高い60代で5割ほど。
一方の女性は20代が3割なのに対し、60代は5割弱と男性並みに増える。若い女性は感動することが多いが、それが年代の上昇とともに落ちているようだ。
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■収入と感動は関係なさそう
仕事や友人関係、収入などの満足度との関係では、不満足な人ほど「感動がない」とする回答が高まっている。
しかし次の結果のとおり、収入が高くても「感動がない」人は多い。
年収500万円未満と700万円以上では、収入の満足度は2倍以上の開きに。
一方で「感動することがない」の回答は500万円未満で4割、700万円以上で5割弱と、むしろ年収の高い人のほうが多いのだ。
「お金がある=感動をたくさん得られる」とは限らないことがわかる。
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■人とのコミュニケーションが感動を生みやすく
また、「友人が多い」人のほうが「最近、感動することがない」割合が低い結果となった。
同様に「容姿に自信」「出世している」「アウトドアが好き」は他人と会うことが多いため、感動する機会が多いようだ。
人と話すことで新しい情報を得られ、それが感動につながることも。コミュニケーションそのものが感受性を豊かにする働きもありそうだ。逆に、人との接触が減れば反対の作用が働いてしまう。
そこで「既婚」「未婚」で見たところ、同様の傾向が。
年代の上昇とともに「感動することがない」人が増えるが、どの年代でも既婚者のほうが低い結果になった。
若いほど就職、結婚など新しく経験することが多い。加齢とともにそのネタも少なくなり、「最近、感動していない」となるわけだ。
これは仕方がないことだが、人との接触を持つことで少しは緩和される。誘われて出かけた店で思わぬ新しい味に出会うこともあるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)