「何もつけず」がベスト?大阪たこ焼きの名店で味バリエを検証
食いだおれの街・大阪は数々のB級グルメを誇るが、中でも「粉もん」はその代表格だ。お好み焼きやたこ焼きは、『ミシュランガイド2016』にも掲載されている。
そんなミシュラン掲載店のひとつが、あべのハルカスのすぐ前にある『やまちゃん』だ。
鉄板の上では、まるで魔法のようにくるくるとたこ焼きがつくられていく。
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■ソースもつけない味つけが「ベスト」?
『やまちゃん』のたこ焼きには、いくつもの味バリエーションがある。一般的な「ソースと青のり」もレギュラーだが、「何もつけずそのまま」がなぜか「ベスト」とされている。
なぜ? 何もつけないたこ焼きなんて、味がないんじゃないの? そこで、しらべぇ取材班は、いくつかの味を食べ比べてみることにした。
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①ベスト(何もつけずそのまま)
店が「ベスト」とうたう何もつけない状態のたこ焼きは、どんな味なのか。たしかに行列を見ていると、コレを選ぶ客も少なくない。
焼いたまま供されるたこ焼きは、ソースがかけられないぶん、表面がカリカリのまま。また、出汁の味がしっかりきいているせいか、じゅうぶんにうまい。
たこ焼き本来の味を楽しむなら、コレがベストというのもわかる。どこの店でもソースなしでおいしいわけではなく、しっかり出汁をきかせて下味をつけているゆえだろう。
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②ヤングB(特製醤油とマヨネーズ)
マヨネーズ入りは「ヤング」と名づけられているが、ソースではなく変わり種の「醤油」をセレクト。
ソースと違って酸味がないせいか、たこ焼きがやや甘く感じられる。コレはコレで、かなりアリだ。
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③レギュラー(ソースと青のり)
やはり食べておきたい定番の、ソースと青のり。安定のおいしさだが、こちらのソースは、かなりスパイスがきいている。
味の食べ比べをするなら、ソース味は後回しにしたほうが、違いを純粋に味わいやすいだろう。
他にも「ごま油・塩」や「すだち醤油」、エスニック風味の「バリ辛」など、さまざまな味が楽しめる本場・大阪のたこ焼き。訪れた際は、ミシュラン掲載の実力をぜひ味わってみてほしい。
【やまちゃん本店】
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-34
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)