一生東京で消耗し続けたい!田舎暮らしはしたくない女子多数
移住や田舎暮らしが取り上げられる機会が増え、中には真剣に考えている人もいるだろう。しかし一方では、都会の暮らしは捨てられないと思う人もいる。
しらべぇ編集部では「田舎で暮らしたいと、まったく思わない」かの調査を実施。全体では42.8%もの人が、田舎暮らしには興味がないと回答した。
移住で町おこしを考えている地方も多いが、きびしい現実である。
■男性は田舎、でも女性は都会
性年代別では、男女間での考えの違いが明らかに。
30代だけは男女であまり差がないものの、他の世代では圧倒的に男性よりも女性の割合が高くなっている。この傾向を見ると、夫は田舎に興味があっても妻の反対で断念する「嫁ストップ」が多そうだ。
「近くにコンビニもない生活なんて、今さら考えられない」(30代女性)
「田舎で育って、進学で都会に来た。たまに帰省すると懐かしさもあるが、よくこんな不便なところで暮らしていたなと思う」(20代女性)
また40代以上になると、女性は半数を超える割合に。「老後は田舎でゆっくりと暮らしたい」との声もよく聞くが、それは男性の意見が多いよう。
「田舎は車がないとどこへも行けないから、年を取ってからの運転は心配。また病院も都会ならいっぱいあるのに、田舎だと町内にないところも。老後の不安は、田舎暮らしのほうが大きいように思う」(40代女性)
都会の喧騒を離れ、田舎でゆったりとした時間を過ごすのは魅力的。ただ女性のほうが現実的なのか、マイナスの部分が目につくようだ。
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■一度、都会を知ると抜けられない
首都圏では半数近くなのに対し、北関東では2割と少ない割合である。
地方に住んでいる人にとっては、場所にもよるが現在も田舎暮らし。今の生活で満足をしているなら、このままここで暮らしたいと思うのは当然だ。
逆に都会の暮らしを知ってしまうと、田舎の不便さに目がいってしまう。
田舎に興味がある人はたくさんいる。ただ移住になると、さまざまな壁があるのが現実のようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の男女1,387名 (有効回答数)