「黄熊=ぷう」「天使=えんじぇる」などの難読名づけは何と呼ぶべきか調査
人の名前は、一生ついてまわるもの。「親から子への最初のプレゼント」などとも言われるが、一部のはその度が過ぎて、オンリーワンであることを狙った「読みにくい名前」が増えている。
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■ネタとしか思えない名前例も
こうした変わった名前をまとめたサイトでは、「黄熊=ぷう」「世歩怜=せふれ」「波波波==さんば」「夢見=ろまん」など、常軌を逸した名前も見つかる。
もちろん実在しないネタである可能性もあるが、先日、ミュージシャンの小沢健二(48)に誕生した第二子が「天縫=あまぬ」というやや読みにくい名前であることも話題となった。
こうした傾向は、確実に存在しているようだ。
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■こうした名前を何と呼ぶべきか
こうした名前は、一般的には「珍名」とされるが、「DQNネーム」「キラキラネーム」という呼び名もある。
また、「子供への虐待である」として「虐待ネーム」と呼ぶ人も。
虐待ネーム、ペットネーム、珍名あたり分かりやすくていいな
— チショーパンチ (@alriws) 2016年7月3日
そこで、しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,351名を対象にこうした「難読名づけの呼び名」についての調査を実施した。
3人に1人は、「珍名」を支持。
また、「DQN」という言葉は誹謗中傷にあたる恐れがあることから、昨今使用が控えられている「DQNネーム」が、若干ポジティブな匂いのある「キラキラネーム」を上回った。
「虐待ネーム」への支持も1割を超えており、難読名づけに対する世間の拒否感が伺える。
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■若年層は「DQNネーム」支持
ランキング上位だった「珍名」「DQNネーム」を抜き出すと、興味深いことがわかる。
2、30代は「DQNネームと呼ぶべき」と考える人がもっとも多く、およそ4割。
40代以降では「珍名」が逆転し、中高年にはネットスラング発の「DQN」という言葉の意味が通じていない可能性がある。
「キラキラネーム」という輝かしい呼び名でさえ、若干の揶揄を込めて使われるこの手の名前への印象。「難読な名前は就活で不利」といった報道もあり、今回の調査結果からも慎重に名づけることが望ましいと言えるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,351名(有効回答数)