なぜラーメン二郎にはまるのか?ジロリアンが語る中毒性
しらべぇでも度々登場している大人気ラーメン店「ラーメン二郎」。
そこに通う人たちは「ジロリアン」と呼ばれ、ラーメン店ファンの枠を越えて「信者化している」といわれる程だ。
ラーメン二郎に一度も行ったことがない人たちにとって、ラーメン店にそこまでハマる理由がわからないというのが、正直な感想だろう。
そこで、しらべぇ編集部では、ディープなジロリアンに、ラーメン二郎にハマる理由を聞いた。
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■中毒性が非常に高い
「まずは目の前に出されたラーメンを見て、『これ食べきれるかな?』という不安と、残しちゃいけないという緊張感が漂います。
そんな中、苦しみながらも食べきった後に感じる、謎の達成感や満足感は他のラーメン店では味わえません。残してはいけないというルールがあるわけではないんですが…。
量が多いというのが魅力の一つですが、味も魅力的です。人気店なので並ぶんですが、並んでいる間にニンニクの匂いを嗅がされて、空腹レベルが限界まで引き上げられます。
そんな状態で食べる麺と豚が最高で、至福を感じることが出来るのでまた二郎に並びたくなります。
依存性が高い味で、次第に二郎でしか満足できない体になってしまい「ジロリアン」と呼ばれる人たちが誕生するんだと思います。
そんな感じなので、さぞかし絶品な味わいが楽しめるのか…と言えばそうではないです。自分も最初に初めて食べた時は、ちょっと受け付けない感じでした。
本当に不思議なんですが、しばらくすると、何故かまた食べたくなるんです。
ラーメン二郎は、各店舗によって味や量、豚に違いがあるので、いろいろな店舗を回って食べ比べしてみる楽しみ方があります。そこも次郎ならではの魅力だと思います。
最近増えてきている二郎系のラーメン店でも、同じような感覚が得られると思って食べてみるけど、どこの店も二郎と何かしら違っていて物足りなさを感じます」
人気の秘密は客に依存性を生み出す流れが上手くできている――ということなのかもしれない。
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■アプリやステッカーまであった
最近では、「ラーメン二郎 アプリ店」「二郎行列チェッカー」「ラーメン二郎行脚マップ」ほか、ラーメン二郎関連のアプリも複数存在。
ジロリアンたちはこうしたアプリで、どこの二郎が営業しているか? や、次に訪れるべき二郎などを常にチェックしているらしい。
そしてラーメン二郎相模大野店で、募金をすると貰えたというステッカーなど、商品欲しさのために、足を運ぶ人も多いという。
すでに二郎はラーメン店の枠を越えて、ひとつのブランドとなっていると言えるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニートgoma)