単純作業は長い?仕事中の時間が経つのが早く感じる仕事とは
仕事では「やることがいっぱいで、1日があっという間」と思う人もいれば、「同じことの繰り返しで、時間が経つのが遅いと思っている人がいる。おそらく、お互いがうらやましいはずだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の有職者686名に「仕事中の時間の経過をどう感じるか」の調査を実施。全体の36.0%の人が「早く感じる」と回答した。
■自分の仕事と部下の対応で多忙な男性
年代が上がるほど、仕事中の時間が早いと感じる人が増えている。
なぜ若いときよりも、時間の流れを早く思うのだろうか? プレイングマネジャーが増えていることが、ひとつの要因とする説も。
「自分のことだけでなく、部下への対応もしなくてはいけないので。時計を見て『もうこんな時間!』と、なにも進んでない状況にびっくりする」(40代男性)
また単純作業だと、時間が進むのが遅く感じるようだ。
「昔やった短期バイトで、2枚つづりになっている印刷物を1枚ずつに分ける作業をした。時計を見て『まだ2分も経っていない』って状態で、作業はとても簡単だけど精神的につらかった」(40代女性)
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■ルーチンワークばかりだと1日が長い
職場別で多いのは商工サービス自営と自由業で、どちらも半数を超える割合だ。
個人事業主は、お金だけでなく時間の管理も自分でする必要がある。中には徹夜で仕事を仕上げる人もおり、バタバタとしているうちに時間があっという間に過ぎても不思議ではない。
一方、一番時間が経つのが遅いと感じているのが公務員だ。公務員といっても職種が幅広く一概には言えないが、ルーチンワークになると時間が長く感じてしまうのではないだろうか。
会社員の男性も、次のように語る。
「会社で1日事務作業をしている日は、長く感じますね。取引先への外出なんかをしていると、時間が経つのが早いのに」(30代男性)
慣れているものか変化のあるものかによって時間の感じ方が違うようだ。両方のバランスを保つことによって、働く者としての負担が変わるといえるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代有職者の男女686名 (有効回答数)