「コンドーム買ったことない女子」に白粉をぶっかける動画が大炎上

無理に話題を狙うのではなくユーザーの心を捉える企画が必要だ。

2016/11/12 17:30

粉かけ動画
(画像はYouTubeのスクリーンショット)

カラフルな背景の前に立った女性。彼女たちに、いくつかの質問が投げかけられる。『新・女子力テスト』と題されたウェブ動画だ。

「ピンク色やチワワが好き」といった他愛のない質問から始まり、じょじょに内容が「性」にまつわるテーマに迫っていく。

そして、「自分でコンドームを買ったことがある?」という質問に対して

「買おうと思ったことがない」

「男の役目です」


と答えた女性に、バラエティ番組の罰ゲームのような白い粉がぶっかけられ、粉まみれになってしまうのだ。

粉かけ動画
(画像はYouTubeのスクリーンショット)

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■ネットで大炎上→You tube非公開に

メッセージの内容はさておき、「女性に白い粉をぶっかける」というバラエティ番組やAVのような演出に、ネット上では男女を問わず批判が殺到。

大炎上している。

こうした事態を受けて、You tubeでは11日深夜から非公開となった。


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■国際NGOのキャンペーン動画だった

この動画は、『I LADY.(Love, Act, Decide Yourself)』というキャンペーンのために国際NGOである公益財団法人ジョイセフが公開したもの。

ジョイセフが女性の権利と健康を守るための団体だったことが、見た人の怒りと失望にさらに火をつけたようだ。

なお動画は非公開となったものの、I LADY.のサイトで『新・女子力テスト』を受けることは可能。

新・女子力テスト
(画像は新・女子力テストのスクリーンショット)

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■話題を狙った「過激さ」でズレが

粉かけ動画
(画像はYouTubeのスクリーンショット)

この動画やクイズが伝えたかったのは、「日本女性の性や生殖、妊娠・出産についての知識が、先進国で最低レベルだ」ということ。これは事実なのだ。

しかし、当の女性たちを中心に大批判が出るような演出では、まったくの逆効果と言っていい。

企業や公的団体がウェブ動画を活用する時代だからこそ、無理に話題を狙うのではなくユーザーの心を捉える企画が求められる。


(文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子

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