「兄弟なんていらない!」今でも思う人は人間関係に黄色信号?
「兄弟は他人のはじまり」ということわざがある。家庭を持てばそちらが生活の中心になり、兄弟姉妹とはしだいに疎遠になるという意味だ。
それどころか、犬猿の仲になることも。遺産や親の介護問題がその代表例だろう。子供のころの兄弟姉妹間でのいじめが、ずっと残るケースもある。
そこでしらべぇ編集部では、どんな人が「兄弟姉妹がいないほうがよかった」と思っているのか調査してみた。
■「いなきゃよかったのに!」は少数派
「兄弟姉妹がいないほうがよかった」の回答は12.9%で少数派。9割近くが「兄弟姉妹はいてよかった」と思っているようだ。
兄弟姉妹の中のポジションで見ても、長子(一番上)と末っ子(一番下)の間でほとんど差は見られない。
「兄貴(姉貴)は好き勝手にふるまっていた」「弟や妹は、いつもかわいがられていた」「真ん中は上に威張られ、下の面倒を見させられていた」など、それぞれの言い分があるだろう。
しかし結果から見ると、どの位置が得だったということはなさそうだ。
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■兄弟姉妹の確執は続く…
既婚者に絞ってみると、ちょっと気になる結果が。
「離婚したい」願望のある人のほうが、「兄弟姉妹はいないほうがよかった」と離婚意識のない人より2倍近く思っているのだ。
兄弟姉妹との人間関係ですら苦手なのか、あるいは「いなければよかった」と思えるほどのトラブルや確執を持ってしまったのか…。
いずれにせよ、現在の人間関係にもマイナスの影響を及ぼしている可能性はありそう。
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■人間関係に慎重になってしまうことも
「兄弟姉妹がいないほうがよかった」人の割合は、男女でもほとんど違いはなく、年収や趣味・嗜好でも差はない。
しかし「兄弟不要」と回答した人は、現在の人間関係に不満を持つことが多いようだ。
そこで友人との付き合い方でまとめてみると…
友人の人数ではここまで違いはなく、どちらかというと深い友人関係や人間関係を避ける傾向がありそうだ。
ことわざのとおり、兄弟姉妹はやがて疎遠になることが多いはず。仲がいいに越したことはないが、もし仲が悪いなら、ほどよい距離をとる…という付き合い方もできるはず。
その分、身近で大切な人とのコミュニケーションを重視したほうがよさそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)