もしも余命1ヶ月と言われたら…「相手のために離婚する」人
今月5日に公開され、「泣ける」「夫婦について改めて考えさせられた」と話題の映画『ボクの妻と結婚してください。』。
主演の織田裕二・吉田羊の演技や、「余命半年」と宣告された主人公が妻のために新しい結婚相手を探すストーリーに、号泣してしまう人が続出している。
では、もしもこの映画のように自分が余命宣告されたら…配偶者に何をしてあげるだろうか。
■若い人ほど「生きてるうちに別れる」
既婚者を対象に「余命1ヶ月と言われたらどうするか」しらべぇ編集部で調査したところ、9.8%の人は「離婚する」と回答。
この傾向は若い人に強く出ている。
とくに多かったのが30代の男性。なんと30.3%もの人が「離婚する」というのだ。
逆に40代は男女ともにダントツで低く、最後まで一緒にいたいと答えている。
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■なぜ「離婚」を選ぶのか
悲しませたくない気持ちの反面、自分と最後まで一緒にいてほしい気持ちも強いはず。ではなぜ、「離婚しよう」と思うのか。
「まだ若いし、自分のことは忘れて新しい人生を歩んでほしいと考えると思う」(30代男性)
「余命を伝えずに、なんとかして相手に自分を嫌いになってもらって、死ぬ前に別れたい」(20代女性)
こうした「自分を気にせずに幸せになってほしいから」という声が多かった。中には、
「とりあえず戸籍上は別れて、慰謝料として先に財産を渡しておきたい。自分が死んだ後に、自分の親族と妻がもめたら嫌だから」(50代男性)
という現実的な人も。
映画では末期のすい臓がんで余命6ヶ月と宣告されるが、ありえない話ではない。もし自分がそうなったら? なんて考えながら、夫婦で一緒に観るのもいいかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の既婚男女768名(有効回答数)