少年マガジンが「袋とじ」で過激な性描写 賛否両論も内容には賞賛の声
週刊少年マガジンで『ドメスティックな彼女』が袋とじで掲載。「エロすぎる」と話題になっています。
少年向け漫画雑誌として高い人気と知名度を誇る『週刊少年マガジン』。
11月16日に51号が発売されたのだが、この号には袋とじが存在。これがネット上で話題になっているようだ。
■グラビア……ではなくマンガの袋とじ
袋とじと言えばヌードグラビアなどが定番だが、この号はマンガ。同雑誌で連載中の『ドメスティックな彼女』(作:流石景)がその正体だ。
しかも、それがかなり過激らしい。通常、少年向けマンガでは性描写は自粛される傾向にあるが、この袋とじでは主人公・藤井夏生とヒロイン・橘瑠衣の濃厚なラブシーンが、16ページに渡ってひたすら描写されている。
ドメスティックな彼女普段は流し読み程度なのにガッツリ読みたくなりました
不思議袋とじの力
健全な少年達よ買った方がいいぞ pic.twitter.com/dPbzcQGRR7— 睦月 (@aruhuhirudo) 2016年11月16日
あまりの過激さに大きな反響を呼んでいる様子で、当然のように「少年誌なのにどうなの?」「もはや青年誌だ」などの疑問の声も寄せられているよう。
しかし、作者の流石景は以下のようにツイート。子供への悪影響はないよう、配慮して描いていることを述べた。
それにうっかり子供さんが見てしまっても、悪影響のある作りにはしてないつもりなんですけどねー。好き合っている2人の愛ゆえのことですし、無理矢理感は無いし、ヒロインの嫌がることや尊厳を無視するような行為はないし、下半身描いてないし、ゴムもちゃんと使っているし。結構きちっとしてるけどな
— 流石 景 (@k_sasuga) 2016年11月16日
実際、読者からも「ただエロいだけでない」という声が出ているようで、内容については賞賛の声を多数確認できる。
ドメカノはただエロいんじゃなくて、愛情や男女双方の気持ちがきちんと丁寧に描かれてるんですよみんな読んで
— @(3・●・6)@ (@fsammmm) 2016年11月16日
今週のドメカノの袋とじをただただエロいとか反対する人がいるけれど、ナツオとルイが第1話からどのように成長しているかが分かる大切な描写だと思う。
— ちびサンダー☀ (@tibisunder28) 2016年11月16日
マガジン買ってきた。
ドメカノ表紙バンザイ。
内容もすばらしすぎた。単行本に収録されないのが悔しい…!(単行本派)
本編はルイとくっ付いててアレ?!ってなったけどw
でも幸せそうな2人見れてよかったなあ(´;ω;`) pic.twitter.com/PyVJXjgOdW— たいぞー (@taizo_megane) 2016年11月16日
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■部数回復に効果も?
1997~98年に、400万部を超える発行部数を記録した同誌だが、スマホの普及やデジタル配信などの影響で年々減少。
今年7~9月には平均99万5017部と、100万部を割り込んだことが大きく報じられていた。
そのニュースから時間をおかずに今回の「袋とじ企画」。ネット上ではこの企画目当てに購入する人の姿も数多く見られ、部数アップに貢献していそうだ。
ちなみに、しらべぇの調査では「定期的に購入している漫画週刊誌がある」と答えた人は、全体の6%に過ぎなかった。
さすがに今回のような企画は何度も成立しないだろうが、衰退する週刊誌の世界において、新しい試みであることは間違いない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20~60代の男女1348名(有効回答数)