超危険！カリブ海のマホビーチでジャンボジェットに吹き飛ばされる人々

カリブ海に浮かぶセントマーティン島は、ビーチの美しさだけでなく飛行機ファンならば一度は訪れてみたい「世界一危険なビーチ」としても知られているそうだ。

その理由は飛行機の発着場からビーチへの距離の短さ。ジャンボジェット機のエンジンから発せられる衝撃波、ジェットブラストに巻き込まれて海に吹き飛ばされる人々の映像が衝撃的すぎて面白い。

■航空ファンの間では有名なビーチ

セントマーチン島、マホビーチの最大の見どころは何と言っても飛行機の離着陸を間近で見られること。特にジャンボジェット機が島に向かってアプローチしてくる姿は大迫力で、航空ファンやカメラファンにとって大人気のスポットとなっているようだ。

また、滑走路のすぐ裏が砂浜というのもマホビーチの特徴。ジャンボが飛び立つその瞬間を超至近距離で眺めることができるのは世界広しといえどもここだけだ。

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■直撃すると命の危険も

マホビーチでも目玉となっているのがKLMオランダ航空のジャンボジェット機、ボーイング747。この日も離陸する姿を一目見ようと、滑走路後方のビーチに大勢の観光客が詰めかけている。

とはいえ、この距離では巨大な4発のエンジンが発生させる高圧の噴流“ジェットブラスト”が直撃して危険なのではないだろうか？大きな空港では、わざわざジェットブラストの影響を軽減するための防護壁が設置してあるくらい危険なものである。

フェンスにも「ここは危険です。警告を無視すると怪我するか最悪死ぬよ」という旨の警告文がしっかりと貼られており、この場にいることの危険性を警告しているのだが…。

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■吹き飛ばされていく人々

轟音が鳴り響きジェットエンジンが始動すると、凄まじい風の勢いによって次々と海に飛ばされていく人々。砂も激しく巻き起こっており、そこだけ嵐が発生しているかのようである。

なぜこのような危険な場所に多くの人が集まるのだろう？ 実は、この位置で待つ観光客たちは全てを承知の上でやっているのだ。

いくら危険とはいえ、ジャンボジェット機のジェットブラストの直撃を受けるという体験はなかなかできるものではない。怪我をしてもいいから飛ばされたいという人が集まってくる。

こうして海に吹き飛ばされる人は後を絶たず、いつしかマホビーチの名物になってしまったようだ。

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（取材・文／しらべぇ編集部・びやじま）