スーパーマリオ「1ー1ステージ」の完璧さを解説したツイートが話題

任天堂の人気キャラクター「マリオ」を知らない人はいないだろう。新作である『スーパーマリオラン』の発売が決定するなど、登場から今に至るまで人気のシリーズだ。
その火付け役であり「世界一売れたゲーム」としてギネスにも記録されている『スーパーマリオブラザーズ』。じつは、ゲームデザインが計算し尽くされている作品なのだ。
なぜ素晴らしいかを解説したTwitterユーザーのツイートが注目を集めている。
■1−1ステージは最高傑作
一連のツイートを行なったのは、「おでんマン@たわし飼い」さん(@ugaidensetu)。
『ニンテンドークラシックミニ』の発売を記念し、収録タイトルのひとつである同作品のゲームデザインについて説明。
ニンテンドークラシックミニ発売記念として、改めてスーパーマリオの1-1がいかに凄まじい完成度かをツイートします。#ニンテンドークラシックミニ
— おでんマン@たわし飼い (@ugaidensetu) 2016年11月11日
プレイヤーが「何をすればどうなるか」というゲームのルールを、実践で学べることが素晴らしいという内容だ。
まずはスタート。クリボーがいる事でプレイヤーはAボタンを押してジャンプしないとやられてしまう事を学びます。
同時に踏むと倒せること、ジャンプしてコインが出るブロックの快感を知ります#ニンテンドークラシックミニ pic.twitter.com/aj01lBqbWi— おでんマン@たわし飼い (@ugaidensetu) 2016年11月11日
次にスーパーキノコ出現。
ここは取り逃しても土管に反射することでほぼ確実にキノコが取れるようになっています。
ここでマリオがキノコを取るとパワーアップする事が伝わります。#ニンテンドークラシックミニpic.twitter.com/VDwcYcu8u5— おでんマン@たわし飼い (@ugaidensetu) 2016年11月11日
このあとも「土管」「段差」「スター」「1upキノコ」などについても丁寧に解説し「1ー1ステージはゲームのチュートリアルが詰まった傑作」と締めた。
ユーザーはこういった「親切さ」に案外気付かないものだ。そこに任天堂の凄さがあるといえる。
しらべぇ編集部の取材に、とあるゲーム業界関係者はこう答える。
誰に聞くこともなく、ゲームのルールを覚えることができます。『ファイヤーマリオ』は強い、『スター』を取ったときは気持ちがいい、ゴール前の『旗の取り方』で点数が変わるといったことを肌で感じさせる作りになっています。
1面でルールを覚えて、2面以降は自らの技術で応用していく……これがゲームのあり方として美しいと思いますね」(20代・業界関係者)
また、昨今のゲームと比較した意見も。
なので『面倒くさい』と少し冷めてしまうユーザーもいることが現実です。
ゲームを止めてまで説明に入る…というのは、個人の意見でいうと好きではないですね。ただ、それだけできることが増えたのも事実なので仕方はないです。
だからこそ、マリオシリーズはすごいんです。今も記憶が色褪せずに楽しめるのは、丁寧なゲーム作りのおかげでしょう」(20代・業界関係者)
12月の『スーパーマリオラン』に備え、ゲームデザインという観点で過去のマリオシリーズを遊ぶのも楽しいかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・伊藤大生)