声を上げながら『シン・ゴジラ』鑑賞 映画の楽しみ方が拡がる
今年は映画、とくに邦画の当たり年。『シン・ゴジラ』『君の名は。』は2016年ユーキャン新語・流行語大賞の候補30語にノミネートされた。
ノミネートにはいたらなかったが、11月に公開された『この世界の片隅に』は著名人から絶賛評価が相次いでいることをしらべぇでも紹介した。
しらべぇ編集部では、全国20代~60代の男女1,365名を対象に、最近の映画鑑賞動向に関する調査を実施した。
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■今年映画を見ている層は?
9月下旬に実施した調査で「今年映画館で映画を見た」と回答したのは全体の45%。約半数が映画館に足を運んでいる。
性別・年代別では、男女とも20代で高い。『君の名は。』は10代20代から火が付いたと言われており、結果に現れたようだ。
一方で男性は50代以降、女性は60代で、ほかの年代と比較して低い。
今年ヒットした映画には、『名探偵コナン』『妖怪ウォッチ』『ONE PIECE』など、子どもと見る作品が多めなところも影響しているだろう。
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■映画を見た後の楽しみ方が広がった
今年の映画で特徴的なのは、映画を見た後の楽しみ方が大きく広がったことだろう。
『シン・ゴジラ』は、発声可能上映が実施され、映画館でみんなが声を出しながらゴジラの攻撃を見守る体験が話題になった。記者も実際に参加し、ファンの応援といっしょに作品を楽しんだ。
また、『君の名は。』は、舞台になった飛騨や都内をファンが訪れることで『聖地巡礼』が話題になり、あわせて流行語大賞の候補になっている。
どちらもSNSを通じて拡散され、話題になった事象だ。
2004年には『世界の中心で、愛をさけぶ』の略語『セカチュー』が流行語大賞のトップテンに入っており、久しぶりに邦画タイトルが選ばれるのか、注目したい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・京岡栄作)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)