ドバイで性的暴行を受けた英国人女性が逆に警察に拘束 なぜ?
ドバイで性的暴行の被害を受けたイギリス人女性が逆に警察に拘束されるとのニュースが。その真相とは…?
日本国内では聞いたことがない、一瞬耳を疑うようなニュースが中東から飛び込んできた。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを旅行中のイギリス人女性がイギリス人男性ふたりに性的暴行を受けた。警察に通報したところ、逆に被害女性が婚外性交渉の疑いで警察に拘束されることに。
もちろん、男性も罪に問われているのだが、被害者である女性も有罪に問われる可能性が出てきている。どうしてこのようなことが起こったのだろうか?
■イスラーム世界独自の法律が原因
UAEをはじめとしたイスラーム諸国では、「シャリーア」と呼ばれるイスラーム法が存在する。
シャリーアでは、婚外性交渉が厳しく禁じられており、今回のケースでは被害を受けた女性が既婚者であったため、被害を警察に訴えた結果「婚外性交渉をした」と判断。拘束されてしまったのだ。
同意にもとづく通常の性行為とはほど遠い、強姦であったにもかかわらずである。しかもシャリーアでは、強姦を証明するにはムスリム男性4人の証明が必要だそう。
4人の男性の承認を得られる強姦事件があるのか、はたして疑問だが…。いずれにせよ、イスラーム法に馴染みのない日本人からすると、かなり驚きの事件ではないだろうか。
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■日本人が海外でハメを外しても…
日本人も他人ごとではない。性犯罪に巻き込まれないよう細心の注意を払うことはもちろんのこと、たとえばシャリーアが適用される国では日本人同士の婚外性交渉も「違法」となる。
日本では、既婚者が配偶者以外の人と肉体関係を持っていても、法的に罰せられることはない。
ついつい日本の感覚で海外に行って、ハメを外しすぎて「御用」とならないよう、渡航先の国の法律や文化をよく確認した上で、出国してもらいたい。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の性体験がある男女1,114名