『シン・ゴジラ』実際の会議は菓子山積み?人気種類を元自衛官に聞く
今年公開された大ヒット映画『シン・ゴジラ』は現実に即した演出がなされていることでも話題になった。
しかし、陸上自衛隊(陸自)の人間から見て違和感を持つシーンがあるようだ。
非常事態が起きたときの報道で、その対策にあたっておられる方々と一緒に大量の菓子が映り込んでも責めないように。あれはまともな食事もできないほど働いておられるという証拠です。
— ねおん (@neon3939) November 21, 2016
会議室にお菓子が山積みされていない指摘ツイートに注目が集まっている。
「映画の緊迫感が削がれるからカットされたのかもしれない」「実際の会議風景の映像にお菓子がうつったのをみてクレームをつけるひとが減ればいいのに」との声が集まった。
山盛りのお菓子はどんな種類が多いのだろうか。しらべぇ取材班が元陸自であり、現役時は新潟県中越地震で救助活動に励んだこともある30代男性に話を聞いた。
■陸自の会議室にあるお菓子ってどんなの?
元陸自男性「会議室には常にお菓子が山盛りになっていました。基本的に種類はバラバラでしたが、多かったのは、ばかうけやおにぎり煎餅でしたね。
味ごのみもあったかな。煎餅系が多かったように記憶しています。効率を考えれば、チョコレートがベストだと思いますね。
ポッキーよりも、チョコレートの割合が多いものがベストです。チョコボールなんかもよいのではないでしょうか。板チョコもよいですね。
お偉方はお年を召しているかたが多いです。自然と口に合う煎餅系が多くなるのでしょう。食べ物の好みは士気にも関わりますから。ちなみに飲み物は基本お茶でしたね」
お菓子と聞けば、一休みをしている印象を与えがちだ。だが手軽に摂取できる高カロリーな食料は非常時では優秀な性能を発揮する。
非日常な状況だからこそ、そこにあるものは日常とは違った意味合いを持つようになることもある。
そういう目で見ると、いままで見えていた日常のあれこれが、また違った景色として見えてくるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)