500円食べ放題!「はっちゃんショップ」の家庭料理が異次元の超コスパ
双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
群馬県に「時間無制限で、食べきれないほどの家庭料理を500円で出す店があり話題になっている」。そんな情報を聞きつけ、真偽をたしかめるためさっそく取材へ。
目的地へ到着すると、外観は何屋さんか分からない不思議な佇まい。「はっちゃんショップ」と書かれた看板が目に飛び込んできます。
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■魚も肉もお米も盛りだくさん
おそるおそる入店すると、はっちゃんこと店主の田村はつえさん(81歳)が笑顔で出迎えてくれました。
「たくさん食べてな〜」
とテキパキと声をかけてくれます。
正午少し前から続々とお客さんが集まり、約30席の店内は超満員に。
木製のテーブルに食べきれないほどの料理が並びます。
双子も緊張しながら「食べ放題」というコンセプトのとおり、好きなだけお皿に料理をのせることに。
近頃は野菜の高騰がニュースに取り上げられるなか、たっぷりと野菜を使った炒め物も登場。
はっちゃんいわく「ネギ1本100円くらい。本当に高いけど、お客さんに満足してもらえればそれで良い」とのこと。なんという大盤振る舞い…。
甘く煮詰めたゆで卵や…
白菜と黄身のお吸い物など甘い味付けで優しい味の数々。
たくさんのメニューが、厨房のはっちゃんから届けられます。
なんとか全種類を盛り付けることに成功しました。
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■盛りだくさんのワンプレート
煮魚だけでも、さわらや鮭、にしんなど複数の種類が。さらに、大きめに握ったおむすびや赤飯、野菜も盛りだくさんです。
煮玉子は、昔懐かしいおふくろの味。甘くジュワッと溶ける美味しさがあります。気がつけば夢中でワンプレートを完食。
汁物も「白菜と黄身の煮汁」や「白鯛の出し入り味噌汁」といった複数の種類があり手作りならではの独特の味わい。
心が弱ってるときに食べたらホロリと泣いてしまいそうな、そんな温かい「郷愁」を感じます。
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■お腹いっぱいのその後に…
だいぶお腹いっぱいになったなぁ…と休憩しているのもつかの間。
はっちゃんから、
「はい、天ぷら! ほかのお客さんにも回してね」
と揚げたての天ぷらを渡される奈津子。
えぇ…! まだ食べられるの?! と、驚きを隠せないまま揚げたてのナスやごぼうをお皿のうえに。さらに麺つゆとうどんまで登場。
自分の分を小皿にのせます。
揚げたての天ぷらと、茹で上がったばかりのうどんが美味しくないわけがありません。それを他のお客さんにも回すことで不思議な連帯感が芽生えます。
この不思議な「はっちゃんショプ」、いつどのようなきっかけではじめたのでしょうか?
はっちゃん「子供3人の子育てが終わった57歳の頃、原付きバイクで日本一周の旅にひとりで出たのね。
1日に数百キロ走ったりしながら3ヶ月半かけて1周して、その時たくさん他人へ親切にしてもらったから自分も親切にしようと思ったの。
それで60歳を過ぎた頃から1パック200円でのお惣菜を売り始めて、そこへ味噌汁とご飯を付けるようになって…。気がつけば定食屋さんになってた。
安くて美味しいものでお客さんに喜んでもらいたくて500円にしたのよ」
毎日の献立は、はっちゃんが直接スーパーへ行きお買い得商品を選んだり、御眼鏡にかなった食材が仕入れられるため「日替わり」になのだそう。
常連さんによると「ここに来ると元気になるから、朝は少しだけ食べて昼はこのお店にきて夕方帰る」とのこと。
今では全国から1日40〜50人ほど来るんだとか。はっちゃんの優しい味に触れたい方はぜひ行ってみては?
【はっちゃんショップ】
住所:群馬県桐生市相生町2-1024-3
営業時間:11:30~(売切れ次第終了)ランチ営業
定休日:日曜日
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(取材・文/奈津子・亜希子)