聖夜の私をもっと見て!「ドヤリマス」はインスタ映えがキーワード

2016/11/29 11:00


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(©ぱくたそ)

12月の声を聞かずして、街はクリスマスのムードに染まりつつある。少々気が早いのではないかと感じさせられるのは毎年のことだが、今年は雪の便りも早いようだ。東京では、11月としては54年ぶりになる初雪をすでに観測している。

そんな中、通販大手「楽天市場」が現在、特設サイト「リア充ドヤ子のドヤリマス」を公開した。テーマは、「ドヤれるクリスマスで差をつけよう」。画像がメインのSNS「インスタグラム」への投稿によるアピールを念頭に置くことで、「インスタ映え」で差を付けるホームパーティーの演出を提案している。


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■「インスタ映え」する空間を

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(画像は楽天市場・特設サイトのスクリーンショット)

同サイトによると、パーティー向けに室内を装飾するときのポイントは3つ。「上品なシャンパンゴールド色」を「華やかな星形のモチーフ」と組み合わせ「温かみを感じさせるナチュラル素材」をあしらうことで、パーティーに招いたゲストが「インスタへ投稿したくなる絵」になるとしている。

具体的には、渋めの輝きを放つ金色の星形を松ぼっくりなどと組み合わせればいいということらしい。


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■手料理よりもお取り寄せで「ドヤ!」

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(©写真AC)

さらに同サイトでは、クリスマスに用意する「食」でもポイントを「インスタ映え」に据える。「お取り寄せ」の活用で手料理にはない見た目の華やかさを演出することに力を注いでいるようだ。

同時に「こだわり素材」や「限定」もうんちくとしてアピール。これでゲストが自発的に投稿してくれれば占めたものといったところだろうか。

何をやるにもSNSでのアピールを前提にしたい層にとってのクリスマスは、「楽しむもの」から「見せるもの」へ変化しつつあるのかもしれない。


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■対して「ひとリマス」も

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(©ぱくたそ)

一方、承認欲求にまみれたドヤリマスとは別に楽天市場は、「ひとリマス」をテーマに据える特設サイトも併せて公開した。

言うまでもないがひとリマスとは、「一人で過ごすクリスマス」のこと。 「食べる」「寝る・磨く」「遊ぶ」の3カテゴリーで、「選べるサイダー80缶セット」「割れチョコミックス12種1キロセット」や「カラダにぴったり抱き枕」「漫画コミックス全巻セット」など一人を大いに満喫できる商品を紹介している。

ドヤリマスとは対照的で「インスタ映え」とも無縁の「ひとリマス」のほうに、高度成長期からバブル期にかけて家族やカップルで楽しんだクリスマスと同様の「楽しさ」がほの見えるところは興味深い。

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(取材・文/しらべぇ編集部・上泉純

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