「焼き鳥を串から外すか」問題に終止符?秀逸マンガの内容に「深い」の声
とあるTwitterユーザーの投稿以降、ネット上で話題となっている「焼き鳥屋からの切なるお願い」という看板。
これは東京のとある焼き鳥屋が「鳥を串から外さないで。一生懸命1本1本サシてます」と客にお願いしているというものだが、異論反論が殺到し、各種メディアが取り上げた。
しらべぇでもいち早く記事化し、大きな反響を呼んでいるが、これに関しひとりのTwitterユーザーがアップしたマンガが「深すぎる」と大きな反響を呼んでいるようだ。
■「串のまま食べたい」のにそうする人を許せない理由
Twitterユーザーの午後茶@みりあPさん(@55cha)が投稿したのはアフタヌーンで連載中のマンガ『波よ聞いてくれ』(沙村広明)3巻の一節。
内容を端的に要約すると……
①ふたりの女性が「焼き鳥を串から外して食べる食べ方」について話している
②世の中にある「3つの殺意の沸く食い方」の1つだと片方が語る
③それに対し、もう片方が「何回か自分のラジオでリスナーにアンケートをとっているが、結果はほとんどのリスナーが串に刺さったまま食べたいと答えている」と語る
④しかも、できれば人数分注文したいし、串から外しては焼鳥の意味がないとも感じている
⑤しかし、「飲み会で串から外さずに食べる人をどう思う?」と質問すると、半分以上のリスナーが「空気読めない」「身勝手だ」と答える
⑥自分が被ってる不利益を他人が逃れるのが腹立たしいために起こる矛盾であり、日本らしくて面白い話だと結論付ける
というものだ。
焼き鳥を串から外して食べる意見の真骨頂がこちらです pic.twitter.com/shbcryCKZ8
— 午後茶@みりあP (@55cha) 2016年11月28日
この論理的かつ秀逸な内容のマンガに、賞賛の声が殺到。ツイートは13時間で1万を超えるリツイートがなされ、現在もぐんぐん伸びている。
また、この現象と「親戚」と評されるものを思いついた人の姿も。
@55cha とりあえず生中の流れ無視して自分の飲みたい酒を注文することが出来ないの親戚。
— 非柑橘系のポイズン (@hikannkitukei_d) 2016年11月28日
たしかに、集団の雰囲気によっては「とりあえず生」を無視すると、「面倒くさいことするなよ」とたしなめられることもあるだろう。
関連記事:『ミヤネ屋』新アシスタント・澤口実歩アナの素顔に密着 「闇深すぎる」と話題に
■「とりあえず生!」の割合は…?
なお、しらべぇの調査では「1杯目は必ずビールを飲む」と回答した人は、男性で43%、女性で25%となっている。
純粋にビールが好きな人もいるだろうが、同調圧力により、なんとなくビールを選んでしまう……という人も少なくないはずである。
焼き鳥を串から外すという問題も、じつは日本人の精神性から起こる問題……なんとも深く、秀逸な内容のマンガであった。
・合わせて読みたい⇒焼き鳥屋の切なるお願いに批判殺到 「鳥を串から外さないで」
(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤) 参照:『波よ聞いてくれ』公式サイト)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年7月12日~2014年7月25日
対象:全国20~60代の男性1500名(有効回答数)