傷心のティラノサウルスを救ったのは…アウディのCMが話題に
肉食恐竜の中でも王者の風格と恐れられるティラノサウルス。しかし彼はある日ささいな失敗をきっかけに、誇りと自信を失ってしまう…。
現代社会にティラノサウルスが溶け込む不思議な世界を描いた、一見車とは何の関係もなさそうなアウディ・ジャパンのCMがネット上で話題を集めているようだ。
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■落ちぶれる恐竜の王者
人間の言葉を喋るティラノサウルス(T-レックス)がどこか寂しそうな顔をして過去を振り返っている。かつての彼は一歩外に出れば人間を恐れさせ、そんな自分の生活に満足していたという。
しかしある時、短い前脚が原因で転んでしまったところを撮影されてしまい、動画の再生数がとんでもないことに。王だったレックスは一転して笑いものになり、もはや彼を恐れる人間はいなくなってしまったのだ。
すっかり自信を無くしてしまったレックスは外に出ることを嫌い、生きる気力を無くした引きこもりになってしまう。彼の友人は外へ出て運動することを勧めるが、そこでもやはり短い前脚が邪魔をしてうまく楽しむことができないのだった。
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■運命の出会い
だが、そんな彼に運命の出会いが訪れる。
ある日なんとなく街をぶらついていると、彼にぴったりの車がショールームに展示されていたのだ。
彼がみつけたのは、アウディの自動運転車。尻尾こそ窓からはみ出ているものの、ハンドルを握れないレックスをどこへでも連れて行ってくれる自動運転によって、彼は再び元気を取り戻すことができたのだった。
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■ただのフィクションじゃない?
1分30秒の映像のうち、車に乗っているシーンは20秒程度。喋るティラノサウルスとあいまって本当に車のCMなのかと疑いたくなるが、見終えると謎の感動があり、なぜか繰り返し見たくなってくるから不思議である。
ちなみに映像中の自動運転について、アウディ・ジャパン更新Twitterは以下のようなコメントを残している。
彼の物語を見て、ただのフィクションだと思ってませんか?でも自動運転は決して遠い未来の話ではないんです。今、 #Audi 公式サイトでは2分でわかるAudiの自動運転に対する取り組みを公開中です。https://t.co/28WVOySyHv pic.twitter.com/LE4dW7FHpe
— Audi Japan/アウディジャパン (@AudiJapan) November 9, 2016
https://www.youtube.com/watch?v=2NPfd4c4GWE
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)