いつ掘るの?今でしょ!『徳川埋蔵金シリーズ』が林修先生で大復活

2016/12/06 17:30

(ErikdeGraaf/iStock/Thinkstock)
(ErikdeGraaf/iStock/Thinkstock)

1990年代に一大ムーブメントを巻き起こしたTBS『徳川埋蔵金プロジェクト』の新シリーズが21日、放送される。

ドローンなど最新鋭の技術を投入し、現在の価値にすると200兆円といわれる財宝の発掘を目指す。ファンの多い企画だっただけに、ネット民は歓喜しているようだ。

https://twitter.com/OGUoT/status/804338201326276608



 

■『ギミア・ぶれいく』内で放送

『徳川埋蔵金』シリーズは、1989年から92年まで放送された『ギミア・ぶれいく』内で生まれた企画。

倒幕の際になくなっていた幕府御用金が当時の勘定奉行小栗忠順の手によって群馬県の赤城山に埋められているという仮説を信じ、発掘を目的に穴を掘りすすめる内容だった。

現地で長年埋蔵金を追い求めていた水野一族と協力し、バブル時代の豊富な資金力をバックにショベルカーなどを多数投入。費やした金額は、約3億5000万円といわれる。

水野家の自宅一部を壊してまで作業が進められたが、人為的に作られたとみられる竪穴は発見されたものの、残念ながら埋蔵金を探し当てることはできなかった。

今回の挑戦は、2008年のスペシャル番組以来の挑戦となる。


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■派手な演出が話題に

番組が人々の心に焼きついている理由は、壮大なスケールと派手な演出方法だ。

『川口浩 探検シリーズ』などを担当した名ナレーター田中信夫が発見された竪穴などをみて、「こんなところに竪穴が!」と人々の興味を煽るのが番組名物。

視聴者は「事前にニュースになってないのだからみつからないんだろ」とタカをくくってみているものの、けたたましい音楽と田中信夫の名調子で「じつは見つかったのかも?」と錯覚する。

また、みつからないことを前提として、無理矢理感のあった演出を楽しんでいる人も多く、ファンの多い番組だった。


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■MCは林修

21日の放送ではこれまで主導的な役割を果たし、発掘活動の記録をまとめた本『あるとしか言えない』を出版した糸井重里は出演せず、予備校講師の林修がナビゲーターを務める。

ファンのなかには「埋蔵金はある」と言い続けてきた糸井だけに、今回も陣頭指揮をとってもらいたいという声も。

https://twitter.com/miyagi_kotarou/status/804491561639690240

林は「いつ掘るの? いまでしょ」とばかりに埋蔵金に挑むものと思われるが、少々物足りない印象を持つ人もいるようだ。

なお糸井は自身のTwitterで「視聴者としてみさせてもらう」と発言している。発掘を諦めてしまったのかどうかについては不明。


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■埋蔵金は本当にあるのか?

演出とともに注目されるのが、埋蔵金は本当に存在しているのか、という問題。

一部には当時の幕府は大赤字の資金難に陥っていたとみられることや、大掛かりな発掘作業を行ってもみつからないため「そんなものは存在しない」という声も根強い。


賛否が分かれることこそ、番組がここまで長く続き注目を集めている理由なのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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