雪がとけて「絵」が浮かび上がる 校庭に巨大アートが出現
「猛暑の年は厳冬になる」とよく言われるが、今年は東京で観測史上初の「11月の積雪」が見られるなど、寒さが厳しい予感(11月の「初雪」は54年ぶり)。
北の大地、北海道も11月初旬からたびたび大雪に見舞われている。そんな北国から、興味深い雪の便りが届いた。
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■高校の校庭で行われたサプライズ企画
北海道の石狩郡にある当別高校。未明から雪が降り続いた6日の朝、登校してきた生徒たちを驚かせたのは、校庭一面に広がる大きなイラスト。
人物のサイズと比べるとその巨大さがわかるが、およそ40メートル四方にも及ぶ。
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■ジャン・ジュリアン氏の作品を融雪剤で制作
イラストを制作したのは、エッフェル塔をピースマークに見立てたデザインなどで知られる、フランス人アーティストのジャン・ジュリアン氏。
線の部分に「融雪剤」を夜通し撒き続け、雪が降ってもその部分だけには積もらないようにすることで、不思議な絵が完成した。
描かれているのは、家族3人が温かいスープを飲む朝の風景。クノールカップスープが、朝に温かい汁物を食べる「温朝食」を訴えたプロモーションだ。
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■高校生たちもびっくり
登校した生徒たちからは、「すごい! 誰がやったの!?」などと驚きの声があがったという。
教室では、巨大イラストを背景に自撮りする女子校生の姿も。
東京で雪が降った日にも一風変わった雪だるまがよく話題となるが、寒い冬を乗り切るのに、温かい食べ物とほっこりする企画は、ひとつの支えになりそうだ。
なお、このアートの制作過程もYoutubeなどで公開されている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・盛山盛夫)