注意報も出たインフルエンザ すでにかかった人の割合は?
高熱や関節の痛みをともない、冬に流行るがなりたくない病気のひとつ、インフルエンザ。強い感染力があり、「子供が学校でもらってきて、家族が全滅」というケースも少なくない。
風邪と違ってワクチンがあるうえに、タミフルやリレンザなどウイルス自体を抑える薬もできたため、以前より苦しむ期間は短くなったかもしれないが、会社によっては一定期間は出社禁止になる場合も。
国立感染症研究所の発表では、11月30日現在で警報レベルに達した地域はないものの、1道9県が注意報レベルとされ、流行が始まっていることがわかる。
今年すでにインフルエンザにかかった人は、どれくらいいるのだろうか? しらべぇ編集部は、11月25日〜28日にかけて、全国2o〜60代の男女1,362名に調査を実施した。
■罹患率は4.6%だが…
全体の罹患率は、4.6%とおよそ20人に1人。しかし、20代ではその2倍に迫り、およそ1割がすでにインフルエンザにかかっていることがわかる。
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■流行のピークは1月末から
東京都感染症情報センターが毎年発表している定点医療機関あたりの患者報告数によれば、2012年以降、もっとも患者数が増えるのは、2014年を除いて1月第4週〜2月第1週に集中。
流行が本格的になる前に、予防接種をする人は済ませ、マスク、手洗い・うがいなどを習慣にしておきたい。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名