男性だけじゃない 20代女性も『深夜食堂』に惹かれる理由とは

2016/12/09 18:30

(画像は公式サイトのスクリーンショット)
(画像は公式サイトのスクリーンショット)

『孤独のグルメ』(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)や『ワカコ酒』(著者:新久千映)『侠飯~おとこめし~』(原作:福澤徹三)と飯テロ系ドラマが多数ある中、人気を集める作品のひとつが『深夜食堂』だ。

11月には、2度目の劇場版として『続・深夜食堂』も公開されている。

繁華街の端っこにあり、深夜0時から朝7時頃までが開店時間。メニューは豚汁定食とお酒、あとは食べたいものを言って作ってもらうというスタイル。

そこで繰り広げられるマスターや顧客とのあらゆるやりとりが、ストーリーとなっている。ときにほっこり、ときにユーモアや共感など、なんとも不思議な世界観のある映画だ。

原作は、2007年から30代男性向けの『ビッグコミックオリジナル』(小学館出版)で掲載されているが、意外にも20代女性のファンも多い。

どうして20代女性が『深夜食堂』に惹かれるのか? しらべぇ取材班は、その理由を聞くことができた。



 

■人間模様が魅力

「深夜食堂に来るお客さんは、アウトローな人が大半です。その人間模様を観ていると、『人間って元々悪い人は、いないんだなぁ』なんて思えてきます。


入れ替わり立ち代わりで人が入ってきますが、実は他の場所で会っていたり…なんてことも。普段はなかなか他人に見せることのない、『夜の人間くささ』が好きな理由です」(20代・女性)


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■食べ物への想いにほっこり

「飯テロ系ドラマは好きでよく見るのですが、20代女性にも『深夜食堂』は人気です。お客さんが『生姜焼き定食』『焼うどん』『赤いウインナー』など、食べたいものを頼むのですが、ただ食べたいだけではなく、その裏に想いがあるんです。


マスターもなんだかそこを理解して作っているようで、やさしさとほっこりするところがある。『ああ、そうだよね』と、ほっとするところがよいです」(20代・女性)


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■マスターの姿

「人間関係が絡むときに、トラブルが起きるなんてこともありますが、マスターやその周りの人がすっと解決していく姿が、何とも清々しいです。


仕事でもプライベートでも人間関係に悩むことがありますが、『深夜食堂』を観ると“何でも解決できそう”と思えてきます」(20代・女性)


普段はおしゃれなお店で食事を楽しむ20代女性にも、素朴なメニューと頼れるマスターがいる「めしや」のような店が必要とされているようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季

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