配偶者との死別…女性は「見送られるより見送りたい」
あまり考えたくはないが、いつかは訪れてしまうパートナーとの永遠の別れ。結婚式で「死が二人を分かつときまで」永遠の愛を誓った人も多いはず。
遠い未来その時が来てしまったら。あなたは見送る側、見送られる側、せめてどちらを選びたいだろうか。
■年齢が上がるほど…
しらべぇ編集部では、全国20代〜60代の既婚男女768名を対象に、配偶者よりも先に死にたいか、見送りたいかを調査。
その結果、年代で大きな差が出た。
今のパートナーと長年連れ添っているであろう50代・60代で、男性は先を選び、女性は見送る側を選ぶ傾向があるのだ。
平均寿命でも女性のほうが長生きというデータはあるが…「奥さんがいない生活が考えられない」男性が多いのかも。
関連記事:『バイキング』特集で物議の手抜き料理 「楽してる」と感じた経験者は…
■打たれ弱い人はやっぱり…
配偶者との別れは、想像できないくらい辛い出来事。普段から自分は打たれ弱いと思っている人は「できれば避けたい」と考えそうだ。
やはり、打たれ弱い人は59.0%もの人が「見送る側にはなりたくない」と答えている。
一方の打たれ強い人でも、36.0%は先がいいと回答。置いていかれるのは耐えられない…と思う人は、少なからずいるのだ。
関連記事:「夫より妻が高収入」20代は2割超えも 育児のために仕事離れる女性も
■新婚夫婦と60代の夫婦に聞いてみた
新婚の30代夫婦と連れ添って30年越えの60代夫婦、それぞれ話を聞いてみた。
「旦那がいなくなるとか考えられない。絶対自分が先がいいです。無理。万が一先に旦那がなくなったら、後追いそう」(30代 妻)
「考えたことないですけど、彼女を1人置いていくのはな、って思いがありますね。でも、自分が置いてかれるのも辛いですし…むずかしいですね」(30代 夫)
「絶対に見送ります。意地でも私が長生きする。だってこの人、1人じゃ生きていけないもの。なーんにもできない。私の周りもみんな同じように言ってますよ。それで、1人になったらみんなで旅行行こうって。笑」(60代 妻)
「置いてかれたら困りますね…家事、やったことないし。趣味もないので、何をしたらいいのかわからない。娘に頼るとか恥ずかしいし。まぁ、自分が先に死にますよ、きっと」(60代 夫)
案外、女性のほうが強いのかも。
・合わせて読みたい→「一緒に歩きたくない!」いい夫婦の日なのに切実な叫びが
(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の既婚男女768名(有効回答数)