服を着たまま30秒!別府駅前の「無料温泉」が斜め上をいくレベル
日本一の湯処、大分県別府市。
駅前東口には別府観光協会の発起人のひとりで、別府観光の父として慕われた実業家・油屋熊八の銅像がダイナミックに立っている。
土台には「旅人をねんごろにせよ」(旅人には心をこめて接しなさい)という熊八が残した名言が彫られ、付近を象徴するモニュメントとなっている。
そんな熊八像の隣に、ドーム型の不思議な建物を発見。地元住民によると、無料入湯可能な「超部分湯」だという。
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■謎のドーム型建物
部分湯といえば各地で広がる「足湯」が一般的。だが、カラフルな暖簾のかかるこの温泉の正体は…
なんと「手湯」! 内部にはベンチが設けられ、10年前ほど前からリニューアルを繰り返しており地元で有名なスポットだという。
中心部から湧き出す湯は、ブクブクと音をたて威勢が良い。
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■レッツトライ
おそるおそる記者も入浴してみることに…。
熱すぎない柔らかな湯が、冷えた指先をじんわりと温めてくれる。たった30秒で芯からほぐれていく。
ここから観光に向かうであろう旅行者や、駅を降り立ったばかりの学生やお年寄りなどが、サッと温まっては去っていく。
泉質は「ナトリウム―塩化物・硫酸温泉」で無色。ほとんど無臭で、きり傷やヤケド、婦人病や関節痛などにも効果が期待できるという本格派である。
夜には、緑や青の光でライトアップされていて綺麗。
熊八の個性的なポージングを横目に、「手湯」が1日活動して疲れた手を癒やしてくれる。
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■ご近所にもう1軒
贅沢な温泉の使い方に衝撃を受けるが、そこから徒歩5分ほどの「駅前高等温泉」の入り口にも「手湯」の看板発見。
「ぬる湯」と「あつ湯」を選べる町営の温泉施設であり、こちらの「手湯」も無料である。
別府駅で降り立つ人は、少し時間に余裕をもって降り立ち、ぜひこの超個性的な無料温泉を楽しんでほしい。
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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子)