人に家を見せたくない若者が急増中 背景には経済格差も

2016/12/10 05:00

人に家を見せたくない
(©足成)

頻繁に人を招く人がいる一方で、絶対に自宅を見せたがらない人もいる。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,362名に「自分の家を他人に見せることについて」の調査したところ、34.7%の人が「他人に家を見せるのは恥ずかしい」と回答した。



 

■若い世代はプライベートをさらしたくない!

年代別では、20〜30代の比較的若い世代が多い割合となっている。

人に家を見せたくない年代別グラフ

プライベートを見せるのは、若い層のほうが恥ずかしいのだろうか。

「家の中にあるものを見られると、趣味や嗜好をのぞかれる感じがする。そんな人が引くような趣味はないが、気持ちいいものではない」(30代女性)


もっと単純な答えもある。

「実家がボロ屋。今、ひとり暮らしをしている部屋に友達は呼べるけど、実家は絶対に嫌。将来、結婚が決まって、相手が実家にあいさつをしにくることを考えると不安になる。まだ相手もいないのに」(20代女性)


家がきれいかどうかで、人に見せられるかが決まるようだ。

「結婚して、ローンで家を購入。実家は古い借家だったので、堂々と人を呼べるのがうれしい」(30代男性)


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■家のボロさが学歴コンプレックスにつながる?

学歴コンプレックスを持っている人は、家を他人に見せるのが嫌な傾向があるようだ。

人に家を見せたくない傾向別グラフ

高収入の家庭ほど子供の学力が高いと言われている。子供の教育には、それだけお金がかかるのだ。また、家庭の金銭的な事情で、進学をあきらめた人も多いだろう。

教育にお金をかけられない家庭は、あまりいい家に住めないのは想像がつく。学歴だけでなく、住んでいる家にさえコンプレックスを抱いている人も多いのだ。

「学歴は自分の力不足もあるし、もう仕方がないかなと思う。ただ実家のボロさは、変えようのない事実ですからね」(30代男性)


家は、その人の金銭状況が強く反映する。見せたくない人がいるのも、仕方がないだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名 (有効回答数)

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