5歳児が焼死した東京デザインウィーク「忘年会」に非難の声

社会

2016/12/16 11:30

飲み会
tomorca/iStock/Thinkstock

11月6日に明治神宮外苑絵画館前を会場で行った「東京デザインウィーク」(以下、TDW)で5歳の男児が焼死したほか、男性2名が軽症を負った事件。

引火の可能性を十分に検討できていなかったことや、子供が単独でも遊べてしまう環境作りなど、TDWの管理体制が問われた。

そんな中、TDWがボランティアスタッフに向けの忘年会を計画しているとして、ネットで話題を集めている。



 

■事故から1ヶ月で「お疲れ様した。の会」

ツイッターユーザーのなつきさん(@bln_0y__oO)が投稿したツイートによって発覚。TDWからメールにて「2016年、今年も一年お疲れ様した。の会」の案内がきたとのこと。

以下、メール内容の一部引用である。

「イベントでは、さまざまご協力いただきありがとうございます。また事故によりいろいろとご迷惑ご心配おかけいたしました」


「その後、現在も警察消防による調査が続き、主催者である私たちも様々な対処を行っており、あのとき自分はあれ以上になにができたのだろうかと、日々考えています。ボランティアみなさんにとっても、楽しいはずのイベントを残念な終わりかたにしてしまったこと、担当として本当に申し訳なく思います。こんな状況ではあるのですが、それでも前を向き、これからどうしていくかを考えて行かなければならないとも考えています」


「今年リーダーをなさっていた方も沢山いらっしゃいますし、同じスタッフ同士連絡先聞きそびれちゃったなあ。なんて思ってる人、会期中はゆっくり話せなかったけど、もっと沢山の人の話が聞きたい〜。何て思ってる人は是非参加してみてください」

メールの最後は「みんなに良いお年を〜って言いたい〜。」で締められている。なお、参加費は4,000円、学生は3,500円とのこと。


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■「人が亡くなったのに…不謹慎」との声

この投稿を見たネットユーザーからは「人が亡くなったにも関わらず忘年会なんて不謹慎だ」「メールの文面から反省を感じない」「人が死んだことを『いろいろ』で済ませるな」などと憤りの声も。

その他にも、事故が起こってまだ1ヶ月にも関わらず忘年会というのは少しばかりモラルに欠けるといった意見が見られた。


■「なんでも自粛」はおかしい?

「自粛すべき」という意見が多数のなか、何か起こるたびに自粛するという風潮はどうなのか、という指摘も見られた。

その他にも

・自粛をして何かが変わるの? なんでもかんでも自粛しろっていう風潮は嫌いだわ
・メールの内容はともかく、反省会や慰労会くらいは良いと思う。

コメントにあるように、自粛しすぎる風潮に疑問を持っている人は少なからず存在する。

とはいえ、くだけすぎたようなメールの文面や、事故からまだ1ヶ月という短い期間を考えると「それでも今年の自粛は仕方ない」という見解が多数のようだ。


■日本人の質が変わりつつある

意見のなかには「繊細な心の機微で判断できるのが日本人の良さだったのに」「まともな日本人ならこんなことやらない」といったものが見られた。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,365名に「日本人の質」について調査したところ、20代でおよそ4割、60代では7割が「質が変わってきたと思う」と回答している。

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事故があったとはいえ、ボランティアスタッフを労う機会があることは良いことだ。しかし、時期の選定や、メールの文面など、誤解や反感を抱かせてしまう内容のものをチェックせずに世に出してしまったことに疑問を覚える。

たかがメールかもしれないが、こういった細かいチェック体制の甘さがもしかしたら事故に繋がっていたのではないだろうか。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)