日本の冬は「こたつにみかん」 でもそれって過去のもの?
冬の定番といえば、こたつにみかん。冷えた身体を温めながら甘酸っぱいそれを口の中に放りこみ、テレビみながら春を待つ。
これが「日本の冬」の定番といわれてきたが、最近はそのような家庭が少なくなっていると聞く。それぞれが飽きられているようで、こたつの生産台数、みかんの消費量とも減少傾向にあるようだ。
しかし、親しまれた「黄金コンビ」だけにまだまだその人気は衰えていないはず。こたつさえあれば「みかんが食べたい!」と反射的に思ってしまうのではないだろうか?
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■こたつに入るとみかんが食べたくなる?
そこでしらべぇ編集部では全国の20代から60代のこたつを持っている人586名に「みかんを食べたくなるか」聞いてみた。
「食べたくなる」と答えた人は3割程度。「定番」といわれてきたわりには、かなり少ない割合であることがわかった。少々意外にも思える結果だ。
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■性世代別にみてみると…
次に「こたつでミカンが食べたくなる」と答えた人を性世代別に見てみよう。
もっとも低い割合は、20代男性。若者がみかんを食べなくなったといわれるが、今回の調査でもその傾向が出た。
ただし、20代女性は3割が「なる」と回答していることや50代男性も低い割合になっていることから、「若者のみかん離れ」というよりは、全体的に好む人が減っているように思える。
また、男性に比べて女性のほうがミカンを愛好している傾向があることもわかった。とくに60代は4割が食べたくなっている。美容に高い効果を与えるといわれるビタミンCを多く含んでいることが要因かもしれない。
やはり女性はいくつになっても美しくありたいと考える習性があるのだろう。
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■みかん好きに聞いてみた
みかんが大好きというAさんに意見を聞いてみた。
「やっぱり日本人なら、こたつにミカンでしょ。古くさいといわれますが、やっぱり温まりながら食べる味は最高。水分補給にもなりますし、美容にも効果がある。凄い食べ物だと思います。
最近消費量が減っていることは私も知っていますし、こたつを持っている人も少なくなっているようで残念。みかんを食べると、きっと人間的に大物になれると思うんです。『みかんの大器』という具合で」
大物になるか否かはともかく、こたつとみかんは日本が世界に誇るもの。もっと大事にされていい文化なのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代のこたつを持っている人586名(有効回答数)