【衝撃】20代ママの約3割が「子供を戸塚ヨットスクールへ入れようと思ったことがある」
1976年に戸塚宏により設立されたフリースクール『戸塚ヨットスクール』。おそらく30代以上の人ならば、名前だけは聞いたことがあるだろう。
スパルタ教育という言葉を世に広めたほど厳しい教育により、過去には生徒の死亡事故や行方不明事件も起きた同校だが、現在も学校は開かれている。
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■戸塚ヨットスクールのブログを見ると…
また、戸塚ヨットスクールのブログを見ると11月は幼児から小学5年生までが一生懸命ヨットの操作を学ぶ姿が紹介されており、賛否両論あれど賛同する親も少なくないようだ。
だが、いくら子供が頑張っているとはいえ過去にテレビで事件をリアルタイムで見ていた身からすると「あんなに厳しい学校に自分の子供を入れるなんて…」と思ってしまう。
そんな戸塚ヨットスクール、実際のところどれほどの親が子供を入れようと思ったことがあるのだろうか?
しらべぇ編集部が全国の戸塚ヨットスクールを知っている、子供を持つ20代から60代の親に同校へ子供を入れようと思ったことがあるかを調査したところ、驚きの事実が発覚した。
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■20代子持ちの3割が「子供を入れようと思った」
なんとそう思ったことがある人の割合は全体で5.3%だったのに対し、20代のみ29.1%と、3割に近い親が戸塚ヨットスクールへ子供を入れようと思ったことがあると回答したのだ。
戸塚ヨットスクールの事件が大々的に放送されたのが1980年代のため、リアルタイムで報道を見ていない年代はむしろその教育方針に賛同するということなのだろうか?
そこで60代の男性にこの結果を話してみると「最近の若い人は子供に厳しくする方法が分からないから、子供を入れたいというよりは自分も厳しくする方法を勉強したいのではないか」という回答が返ってきた。
確かに過去には学校の先生に軽く叩かれる程度のことはよくあった話だが、いまでは親でさえ手をあげるようなことがあったら一気に大問題になってしまうため、子育ても難しいのだろう。
子供に対する教育内容も甘くなってきた現在は、親が自分で厳しくする方法がわからないため。戸塚ヨットスクールのようなスパルタ教育を子供に受けさせたいと思う親が逆に増えているのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:20~60代の子供がいる男女641名(有効回答数)