若者の半数以上が「人前で話すのが苦手」 なかには過呼吸になりかける人まで
プレゼンなど人前で話す機会が多いのに、うまくできずに悩んでいる話はよく耳にする。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,362名を対象に「人前で話すことについて」の調査を実施。その結果、49.9%の人が苦手だと回答をしたのだ。
■人から注目をされると過呼吸になりかける女性
仕事などで人前で話す機会が多くなる30代が、6割近くと一番多い。
ただ回数を重ねるごとに慣れてくるのか、年代が上がるにつれて減少をしていく。
本当に、数をこなせば慣れるものなのだろうか。
「私の場合は、社内で話す機会が増えていくうちに慣れていきました。ただ先輩で、いつもおどおどして話もまとまらず焦っている人がいます。こっちも見てるだけで、心配になるほどです」(30代男性)
大勢の前で話すことに苦手意識を持っていても、克服をした人もいる。一方で何度やっても、緊張してしまう人も。
「私は以前、接客の仕事をしていました。お客さんと1対1での接客は大丈夫なのですが、複数の人の前で話すと緊張で過呼吸になりかけるんです。自分に注目されていると思うと、ダメみたいで」(40代女性)
人前でなにかする状況で過剰に緊張をする症状は、社会不安障害の疑いも考えられる。しかし素人が判断できるものではないので、心配な人は信頼できる医師に相談をしてみるのがいいだろう。
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■経営者はやはり話上手
職業別では、一番少ない割合なのが経営者である。
経験者は社内や業界の集まりなど人前で話す機会が多く、慣れているのも納得できる。ただ4割弱の人は話すのが苦手でも、ちゃんと経営をやっているとも取れるだろう。
また一番多いのが無職・家事手伝いで、6割を超える。無職の中でも引きこもりがちだと人と顔を合わせるのさえ苦痛なのに、人前に出て話すなんて大変なこと。
半数もの人が、人前で話すのは苦手だと考えている。自分だけでないと思えば、少しは楽になるのではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名 (有効回答数)