「まさかあの人が!」職場で個人情報が漏れていたエピソードとは?
会社で働く上で自分の現住所や家族の状況、これまでのキャリアなどの個人情報を預けなければならない。
一般企業の管理部であれば厳重に扱い、他人に預けた個人情報が漏れることはないだろう。
ただ、小さな会社やベンチャー企業など体制が整っていなかったり、管理部の認識が甘かったりという場合に、なぜか他の社員が個人的な情報を知っている…という被害にあったケースもあるようだ。
一体どんな場合があるだろうか。しらべぇ取材班では、その実態を聞いた。
■人事部が人の経歴をぺらぺらと
「先日営業部の人と話をしていたところ、『かつてこの会社で働いていたんでしょう?』と言われました。面接時にはその話をしていますし、職務経歴書も出していますが、特段自己紹介で話もしていないのにです。
どうして知ったのかと聞いたところ、『人事のAさんから聞いた』とのことでした。そのAさんは面接官でもなんでもなく、書類管理をしている方です。いろんな人の情報を見て他言していると考えると、とても怖くなってしまいました。腹も立ちますし、出るところに出ようかと思っています」(30代・女性)
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■管理部マネージャーにあるまじき行為
「退職した会社の人に道でばったり会い、世間話をしていました。前職のことを話していたところ、『そういえばあなた会社にこういう申請していたでしょう』という話が出ました。どう考えても無関係の話なのに、どうして知っているかと聞いたところ、飲み会で管理部のマネージャーが面白おかしく言っていたそうです。
ある個人情報管理の資格を持っているにも関わらず、個人情報を漏らすなんてどういうつもりでしょう。その方もすでに退職して、別の会社で管理部に勤めているそうですが、大丈夫なんでしょうかね」(30代・男性)
実際に聞いてみると、意外にも管理部が安易に話をしているという、あるまじき展開だった。
個人情報が漏れてしまうことは、その人の人生に影響を与えかねない。管理部門を担当するにはふさわしくない人は、自ら身を引くべきではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)