独自文化?「クリスマス終了→すぐ正月モード」に疑問の声
クリスマスは今日で終了。明日からツリーなど西洋の雰囲気漂うものはすべて片付けられ、一気に正月モードに突入する。
おせち料理、しめ縄飾りなど純和風の様相となり、まるで別の国に来たかのような印象さえうける変わりよう。
「おかしい」と考えている人は、かなり多いのではないだろうか?
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■いきなり正月モードになることに憤りを感じている人は?
実態を把握すべく、しらべぇ編集部では全国の20代から60代の男女1362名にクリスマスが終わると突然正月モードになることについてどう思うか聞いてみた。
結果、「おかしいと思う」と答えた人は2割。大多数の人は洋風からいきなり和風に切り替わることについてとくに違和感を覚えていないことがわかった。
この現象はかなり前から続いており、もう日本人にすっかり馴染んてしまっている。そのため、疑問に思う人が少なくなっているようだ。
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■クリスマス嫌いは違和感
少数であることがわかった「切り替えおかしい派」。受け入れている人が多いにもかかわらず、なぜそのような意識を持っている人がいるのだろうか。
その鍵は、やはりクリスマス。いきなり正月モードになることに違和感を覚えている人の4割は、性夜に成り下がった感のある現在の状況を嫌っているのだ。
日本のクリスマスは「恋人と過ごす」「イブのほうが盛りあがる」など欧米の風習とは別物化している。
独自の文化を構築したという見方もあるが、元々日本にはなかった文化だけに、否定派は古来から伝わる正月文化を優先すべきだと考えているのかもしれない。
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■おかしさを感じている人に聞いてみた
クリスマスからいきなり正月モードに切り替わることについておかしさを感じているというMさんに意見を聞いてみた。
「わずか1日前まで『ジングルベ~ル』なんていってチキンを食べるなど西洋文化に浸っておきながら、26日になると急にしめ飾りだおせち料理だって急に日本の伝統を大事にしようとする。矛盾しているし、おかしいと感じます。
個人的にはクリスマスなんてやめてしまえばいいと思うのですが、そうもいきません。世の中がそういう流れなので、反発しても仕方がないのかなと。
昔はイブにあえておでんとか食べていましたけど、家族ができると突っ張ってばかりはいられないので。長いものには巻かれています」
様々な声があるが、多種多様な文化を受け入れる日本の懐の深さを表している現象なのだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1362名(有効回答数)