高年収ほど支持?平愛梨の「関白宣言が理想」発言に賛否が殺到
サッカー日本代表の長友佑都選手(インテル)と、女優の平愛梨が12月24日結婚発表の会見をした。その際、平が
「さだまさしさんの『関白宣言』という曲のように、芯の強い女性、耐え忍ぶ女性になるのが理想です」
と発言したことでネット民のあいだでは賛否が相次いだ。
■Twitterで議論が
「亭主関白」という言葉には「家庭内で夫が支配権を持つ」という意味合いが含まれる。そのため「男女が均等に自らの意志を表現すること」が抑圧された発言ではないか? という声や…
平愛梨ちゃんが「関白宣言」を毎日聴いて、ああいうのに憧れると言っていたので、すごく吃驚した。あの曲を初めて聞いた時、私は「上から一方的に物申すような人を尊敬できない」「私の行動は私が決める」「言いたいことはそれだけか!」「次はこっちの言い分を聞け!」とか思ったのだった。
— 涼 (@tmtkyk) December 25, 2016
「耐え忍ぶ=美徳の精神」という考えへの疑問や、時代遅れだというつぶやきも多くみられた。
耐え忍ぶ=美徳の精神って本当にそろそろもうやめない?って思う。耐え忍ばなくても幸せになれるし、耐え忍んでいたらいつか限界来るよ。
— 小川たまか♏️ 페미니스트 (@ogawatam) December 24, 2016
一方で、そうした女性像は現代社会において貴重だと肯定する声や…
今のご時世、関白宣言好きな女の人少ないと思う。でもそういう女の人好きだから平愛梨は貴重な存在だった…。
— チャラ森(非モテ)金ためる (@charachara1112) December 25, 2016
平の発言や、さだの曲に関しては男性のもろさや不器用な愛情を表現しているものであり「責めるべきものではない」という人も。
平愛梨ちゃん、『関白宣言』が好きって言ってたけど、今の世の中『男女差別だ!』と怒られてもいいくらいの曲なのに今どきの女の子がそれを好きってのがいい。 あの曲は決して男尊女卑の曲ではない。
一番日本がうまく回っていた時の男女の状況をあらわしてるような気もする。 #ZIP— Hina⭐️🪶 (@Hina9498) December 25, 2016
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■意外にも若年層が…
しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1362名を対象に「女性は男性を立て控えめにしているべきか」というテーマで調査を実施したところ、およそ1割が「YES」と回答。
性年代別にみると、すべての層で1〜2割ほどの人が、女性へ良妻賢母像を求めるにとどまった。
もっとも割合の高かった30代男性と、50〜60代男性を比べると、わずかではあるが若年層のほうがそうした考えを持つ人が多い結果に。
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■高年収ほど「控えめ女子」支持
年収別にみると興味深い結果が。
年収300万円未満の人に比べ、1000万円以上の人は約15ポイント「慎ましい女性像」が理想だと回答。
収入の高い人がアプローチをかけられる場合に「経済的自立は難しいが、男性を立てて家庭の中のことは請け負う」と、歩み寄ってくる人が多いのだろうか。
そのため、そうした関係性のほうが上手くいくと思っているのかもしれない。
「男女共同参画社会基本法」では、男性と女性が社会生活において対等な構成員として文化的利益を享受することが認められている。
はからずも平の発言が、現代社会における男女の関係について一石を投じたのは間違いないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・猫山ニャン子)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1362名