寿司屋で最初から特上を頼む客にマニア激怒「並を頼まない人はマナー違反」
100円の回転寿司から客単価3万円以上する高級寿司まで、日本の伝統食である江戸前寿司の世界は非常に奥深い。
そんな江戸前寿司の中でもサラリーマンがよくランチに利用するのは、寿司チェーンが提供するお決まりになっているセットの寿司だろう。
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■最初から特上は出禁行為?
並から特上まで3段階に分かれて値段設定してあるのが一般的。
しかし、しらべぇ編集部イチの寿司マニアの伊藤記者は、「最初から特上を頼むのは出入り禁止になってもおかしくないレベルの行為」と熱弁をふるう。
いったいなぜ彼は特上寿司をそこまでかたくなに拒むのだろうか? 気になったので一緒に近くの寿司店へ行き、あえて特上を頼んでみると…
「ちょ、待てよ!(木村メンバー風) 何やってるんですか? ここに来るの初めてですよね? なんで特上を頼むんですか? 寿司ツウの僕が並を頼んでるんだから並にするべきでしょ?
え、なんで特上ダメなんだって? だって特上にはトロとかウニとか職人の技量じゃなくて、寿司種の原価で味が決まるようなものばかり入ってますよね?
それに比べ並はかんぴょう巻きや酢で締めた魚など、職人の技量で味が決まるものが入っていることが多いんです。まず店の味を確かめるために、最初は並を頼むのが常識ですよ」
「寿司ツウの私からすると、『ファースト特上』は成金行為で出禁、上は素人、プロは並を頼むと思っています。ということでアナタが今回頼んだ特上は私が食べるので、並を食べて勉強してください」
説教を喰らった後に記者の頼んだ特上寿司が奪われてしまったのが悲しかったが、確かに並寿司は職人の仕事がされた寿司が入っていることが多いのは事実。
今回頼んだ並寿司はツナサラダ軍艦が入っていたのでコレはダメではないかと伊藤記者に話すと「海外から来た客をおもてなしできるかもチェックできるのでセーフ」とのこと。
大衆寿司店で出禁行為があるのも変な話だが、店の味を確かめるという意味では最初に並を頼むのは安く上がるしいいかもしれない。今度からぜひ試してみようと思う。
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(文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎)