ハンバーグにホチキス芯混入 店側の謝罪ブログが「言い訳ばかり」と批判殺到

2016/12/27 16:30


300B ONE
(mpessaris/iStock/Thinkstock)

SNSが発達した現代では、ひとつのツイートがきっかけで炎上が起こることがある。

27日、とあるツイッターユーザーが遭遇した事件とそれをめぐる対応に、怒りの声が殺到している。



■ハンバーグにホチキス芯 なのにTwitterブロック

一連の投稿を行なったのはツイッターユーザーの静松(@uechan_angel)さん。氏が新宿にある飲食店『300B ONE』で遭遇した内容を、簡単にまとめると以下のような感じ。

①ハンバーグの中にホチキスの芯が入っていた(口の中に入れてから気づいた)


②事を荒立てるつもりはなかったので周囲に聞こえないように静かに店員に伝えたが、謝罪はなかった


③上司に伝えてもらえたか確認しても、「上の者は忙しくて手が離せません」との返答。結局、責任者は出てこなかった


④のちに静松さんがTwitterで代表の電話番号を尋ねたところ、ブロックされてしまった


謝罪の言葉を述べるでもなく、ブロックまでしてしまう……驚きの対応に、ネット民の怒りは爆発。該当ツイートも大いに拡散されている。


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■店側は謝罪ブログを公開

これに対し、店側は公式ブログで謝罪のエントリーを発表。

以下、重要そうな部分を抜粋すると……

「先日、ご来店のお客様にハンバーグの中にホッチキスの芯が入っていたとの指摘をいただきました。


その場で謝罪にすぐに応じればよかったのですがちょうどお店がピーク時間に入っていて、自分が厨房から出るとすべてのオーダーが止まってしまうので、少し落ち着いたら出ようと思っていたのですが、その日のお客様はかなり食べられる方ばかりで、手が追いつきませんでした。


(中略)


そのお客様がツイッターで代表の電話を聞いてきたようですがそのお客様かどうかは当店ではわかりかね、ツイッターではブロックをしました。代表の電話といっても私個人の携帯しかないので、それをツイッターで知らない人に教えるわけにはいきません」


当日はとくに忙しかったために対応できず、またツイッターでブロックしたのは本人かわかりかねたからだ……そうだ。

この謝罪ブログに対しても、「言い訳ばかり」「心がこもってない」「火に油を注いでいるだけ」など、厳しい反応が確認できる。


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■リテラシーの低さを指摘する声も

色々と問題がありそうなこの謝罪文だが、ネット民の中には「店主のITリテラシーが低かっただけでは?」という意見も確認できる。

たしかに、「本人とわかりかねた」という理由でブロックするのは通用しないし、「もしSNSで晒されれば……」という思考があれば、そんな行動には至らないだろう。SNS運用の重要性を認識していなかった可能性が高い。

また、謝罪文の中に不要とも思えるアピールがあったことにイラッとした人もいた様子だ。例えば、以下の箇所である。

料理の安全性について、自分自身休みは取らず、毎日朝9時から午前0時までしっかり作り上げているのでご安心ください。

ブラック企業がなにかと悪い意味で話題になってしまう昨今、長時間働いているというのは安心につながらないのではないか。事実、そのことを指摘するネット民の姿も確認できる。


当事者は決して事を荒立てるつもりがなく、きちんと謝罪していればこんな大事にはならなかったと予想できるだけに、リテラシーの低さがアダとなった今回の案件であった。

言い訳1

ちなみに、しらべぇの調査では「言い訳されると許す気持ちがなくなる」と回答した人は3人に1人。女性は4割が「許せなくなる」と回答している。

どんな人間にも失敗は起こりうる。だからこそ、それを認めて真摯に対応していくことが、このSNS時代には強く求められるだろう。

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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤 参照:300B ONEブログ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年2
月19日~2016年2月22日 
対象:全国20~60代の男女1348名(有効回答数)

Twitterハンバーグ炎上
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