テレ東「ヤバイ話」の取材特番 じつは取材する側のキャストがヤバすぎ
2016年も、もうすぐ終わる。仕事納めを終え、休みに入ると普段はなかなか時間のない人でも、テレビをゆっくり観る――という人も多いだろう。
さまざまな年末年始特番の情報が飛び交う中、12月29日(木)深い時間の23:08~24:30放送予定で、二度見するようなキャスティングの番組が目についた――詳細を確認するとやっぱり、テレ東である。
■ヤバイ話ハンターがヤバイ
番組名は『ヤバイ話 ザ・ワールド』。番組概要をチェックすると「世界各国に取材して、その国で一番『ヤバイ話』を聞き出し、スタジオで披露するバラエティー。ちょっとヤバイ事があったリポーター(ヤバイ話ハンター)が、命がけで『ヤバイ話』を探します」とのこと。
MCは小泉孝太郎、山里亮太(南海キャンディーズ)、繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)。審査員をつとめるゲストはデーブ・スペクター、朝比奈彩、佐野ひなこ。
しかし番組の肝ともいえる、海外へ飛び出してその国で一番「ヤバイ話」を知っている人を探し、一番「ヤバそうな話」を聞きに行き、スタジオで披露するという「ヤバイ話ハンター」3人の並びがすごい。
高橋ジョージ、大沢樹生、中村昌也――彼らをして「ちょっとヤバイ事があった」と…。しつこいようだがこれを「ちょっと」と言えるのは、懐が深すぎるのではないか?
MCのひとり南海キャンディーズの山里が、すでにこんなツイートをしているのを発見。
テレビ東京でヤバイ話・ザ・ワールドという特番の収録を終える。
めちゃくちゃディープだった…放送どこまでできるのか?オンエアで確認します。
面白かった。— 山里 亮太 (@YAMA414) December 13, 2016
番組関係者に取材を依頼したところ、番組プロデューサー・大庭竹修氏が応じてくれた。
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■この人がヤバイと言ったら…
――この3人を「ヤバイ話ハンター」に起用した理由は?
大庭竹氏:普通だったら若手芸人さんなどを起用するところですが、それだと良くも悪くも、真実よりヤバさが“盛られ”てしまう。
芸人さん以外で、キャストを考える中で『この人がヤバイと言ったら、相当ヤバイんだろうな』という人にしよう…と、まずは高橋ジョージさん・大沢樹生さんが決まりました。その後、中村昌也さんの名前が挙がって、『彼自身がヤバイわけじゃないけど、経験的にかなりヤバイことにも耐えられそう』ということで、お願いした流れですね。
3人が揃ったのは番組収録の時が初めてでしたが、とにかく絵面が強い。(笑)それぞれ個性が強いけど、すごく和気あいあいとしていて、いい雰囲気でしたよ。
――期待通りだった?
大庭竹氏:番組の内容を少しだけお話しすると、大沢さんがブラジルの危険なエリアへ取材に行って、妻と娘が出て行った男性に話を聞きます。そこで彼が『よくあることだよ』と言うんです。
何気ない言葉だけど、彼が言うから重みがある。大沢さんに限らず、キャストが良かったから、趣きのあるレポートになったと思いますね。
――ヤバすぎてカットしたシーンは?
大庭竹氏:一部モザイク処理しているものもありますが、NGはあまりなくて、ほとんど収録通りに放映します。強いて言えば、審査員のデーブさんのスマホに入っていたネタがヤバすぎて、放送できないくらいですかねぇ。(笑)
でも、そのデーブさんが収録後に『この企画、本当におもしろいよね』と言ってくださって、僕たちも『おもしろいなら、流しちゃえ!』って。
――続編もありそう?
大庭竹氏:まだまだ世界にはヤバイ話がいっぱいありそうですし、視聴率が良ければぜひやりたいです。今回の3人のレポーターにも、もっと活躍してほしいし、さらにヤバイ人が新たなヤバイ話ハンターになる…っていうのも!
実はナレーションにも、ヤバイ人を起用したかったのですが、さすがにそれは通らなかったんですよねぇ。(苦笑)
起用できなかったナレーターのヤバイ人って…声のいいアノ人か? など、あれこれ想像しつつ、番組の内容がこのキャスティングを上回るヤバさなのか、ぜひチェックしたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)