進撃の巨人が号泣!キムタクも登場!新聞の「元旦広告」が面白い
新しい年が始まった。元旦に家庭に届けられる新聞は、休刊日もあるためテレビ欄などしばらく重宝する。
それだけでなく新聞の「元旦広告」は、古くから大手出版社などを中心に各社がしのぎを削る、アイデアの晴れ舞台だ。
そこで、しらべぇ編集部は、朝日・読売・毎日・日経の元日朝刊を入手。その中で興味深い広告を紹介しよう。
今年は「アニメ・漫画のキャラクター」と「意外な著名人」が目立った。
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■アニメ・漫画キャラ篇
元旦広告は、歴史的に大手出版社によるものが多いため、今や世界に誇る日本発コンテンツである漫画・アニメのキャラクターが登場することは少なくない。
また、出版社以外の企業にも起用されていた。
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①「進撃の巨人」が泣く
世界的に大ヒットした漫画『進撃の巨人』の代表的なキャラ「超大型巨人」が、本を読んで涙を流している。
まさに、「鬼の目にも涙」とはこのこと。読売新聞に掲載されていた講談社の広告で、「読みぞめ」を訴えたものだ。
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②バカボン生誕50周年
同じく講談社の広告で、朝日新聞・毎日新聞に掲載されていたのは、バカボンのパパ。本を読むイメージがあまりないバカボンパパが、「読めばいいのだ」とひと言。
今年が『天才バカボン』の50周年にあたり、初出が『少年マガジン』だったゆえの起用のようだ。
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③『ワンピース』のルフィ
集英社が起用したキャラクターは、超人気漫画『ワンピース』の主人公、ルフィ。集英社は、「すき」という言葉を共通にして、さまざまな人物・キャラが異なるメッセージを発信している。
ルフィの場合は「すきだから、あきらめない」というひと言だ。
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④日経電子版の人気シリーズから諸葛孔明
ネットでも話題になっている、横山光輝のロングセラー漫画『三国志』を起用した日経電子版の広告シリーズ。
日経新聞に掲載されていた元旦バージョンは、諸葛孔明が「元旦の計」と宣言するもの。「一年の計は元旦にあり」のことわざを、孔明が得意とする「計略」にかけたキャッチコピーか。
⑤ドラえもん? トラのもん?
見慣れないドラえもん…と思ってよく見ると、こちらは虎ノ門ヒルズのキャラクターで「トラのもん」というらしい。
日経新聞に掲載されていた、森ビルの広告だ。
■芸能人・著名人篇
テレビCMはタレントを起用したものが多いが、新聞広告も同様。さまざまなタレント・著名人が紙面に花を添えていた中で、印象的だったのは…
①元SMAPキムタクの新ドラマ
昨年をもって解散した国民的アイドルグループ、SMAP。残念ながらNHK『紅白歌合戦』への出場も叶わなかったが、今月からTBS日曜劇場で、木村拓哉が主演の新ドラマがスタートする。
今まで、ほとんどの主演作をヒットさせてきたキムタクの真価が問われる一作だ。元旦広告を打つところから、制作サイドも気合の入れようが垣間見える。
②「ソープに行け!」の北方謙三先生
先ほどルフィが出演していた集英社が、朝日新聞に掲載した広告は、作家・北方謙三氏を起用したもの。
北方先生といえば、人生相談で連発した「ソープに行け!」の名言で有名。もちろん、この広告では触れられていない。
③カッコイイ樹木希林
このおしゃれな高齢女性は誰か…と思ってよく見てみると、女優の樹木希林。高い演技力と、年齢を超越した魅力にあふれる。
「年齢を脱ぐ。冒険を着る」とうたったこの広告は、そごう・西武が日経新聞に掲載したもの。
④今年で見納め? 大谷翔平選手
昨年、日本最速記録となる165kmを記録した、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手。昨年は、打者としても打率3割を超え、22本の本塁打を放った。
NHK紅白の審査員としても出演していた大谷投手は、「世界に挑む人へ」と題したSEIKOの広告に出演。
来オフにはメジャー挑戦も噂されており、まさに「世界に挑む」ための一年になるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・盛山盛夫)