変装道具?カツラ・つけ毛でおいしい思いをする人たち
老舗カツラメーカーの経営不振が報じられたのは記憶に新しい。カツラは、男性用のフルオーダー品から、女性用のつけ毛(ウィッグ)まで商品バリエーションを増やしている。
薄毛のコンプレックスを隠す目的からファッションにまで広がり、安いものが出回るようになったのが原因らしい。
そこで、しらべぇ編集部で全国20代〜60代の男女1362名を対象に「パーティー用ではなく日常用にカツラ/つけ毛を利用している」人を調査してみた。
すると薄毛を隠すどころか、もっと積極的な目的が多いことがわかったのだ。
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■若い人のファッションアイテム
全体の利用者は5.7%と少ないが、20代女性は15.0%もの人が日常的に利用しているという。男性も30代が最大。
ファッション性重視のウィッグやつけ毛を使っているのか、若い世代のほうが利用者が多い。
最近はヒゲを自分らしさの演出に生やす人も。海外のように、薄毛を個性にする男性も増えたのかもしれない。
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■美男・美女ほどみがきをかけるために
本来の用途である「コンプレックスを隠すため」のカツラ使用であれば、自分に自信がない人が多そうなイメージだが、どうだろうか。
「容姿端麗」な人のほうが、カツラ/つけ毛の利用が2倍ほどになっているのだ。やはり、ファッションのためが多そう。
前髪用ウィッグやお団子など、気軽に取り入れられるウィッグやカツラが増えており、手軽なおしゃれ道具の1つなのかも。
その結果、カツラ/つけ毛をする人のほうが、おつき合いする異性に対して「外見重視」しているという回答も増える。
「地毛は金髪。でも、バイト先が厳しいんで働いている間は真っ黒のウィッグかぶってます。スプレーで染めることも考えたけど、こっちの方が安いし」(20代女性)
こんな、「仕事用カツラ」を用意している人も。
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■お相手探しにも利用?
さらに性欲と行きずりの肉体関係の経験で集計してみると、つぎのような結果に。
「性欲が強い」かつ「一夜限りの肉体関係」の経験者は、12.1%もの人がカツラ/つけ毛の利用者。ナンパの道具のひとつに使っている人もいそうだ。
ちなにみ、「元カレ・元カノ」に連絡をとる人も、カツラ/つけ毛の常用者が多い。あなたのお相手、家にカツラを隠してたりしない?
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,362名(有効回答数)