女性も男性も困ってる?職場の「お局様」エピソード
働く女性あるあるの1つ、お局様。勤続年数が長く、職場を仕切っている古参の女性社員を指す俗語だ。
「自分が中心じゃないと気が済まない」「仕事は丸投げ」「とりあえず若い子は敵視」…やられたほうはたまらない。
そんな「お局様」が君臨している職場、実際どれくらいあるのだろうか。
■男性も気づいている
しらべぇ編集部が全国20代~50代の有職者に調査したところ、年齢で大きな差が出た。
20代では男女とも同じくらいの人が「うちにもいるよ、お局様」と思っている。しかし、30代では17ポイントもの差が開いているのだ。
社内でも出世し始めた30代男性には、お局様は牙をむかないのだろうか。逆に、30代女性は同世代が「お局様」化してしまっている場合もあり、冷ややかな目で見ているようだ。
しかし、50代になると女性の割合が激減。自分が上の立場に立ったからわからなくなっているのか、女性が長く勤められる職場にはそもそもお局様なんていないのか…。
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■「うちの会社のお局様」
実際に、「うちにはお局様がいる」という人に、代表的なエピソードを教えてもらった。
「なにか問題が起きると、すぐに『○○さんじゃない?』と人のせいにする。たいがいの原因はお前だ」(20代女性)
「お局さんが2人いた以前の職場。板挟みにあい、毎日のように2人から相手の悪口を聞かされ続け、『あなたは味方よね?』とやられ続けて。仕事もきつかったけど、それ以上に2人のご機嫌取りがしんどかった…精神的に限界が来て、辞めてしまいました」(30代男性)
「私の趣味が手芸だと知って『タダで作って』。材料費だけは出してくださいと金額を伝えたら『あんたの手作りに何でお金払わなきゃいけないの?』…私をなんだと思ってるんでしょうか」(30代女性)
「出社後30分は給湯室にこもり、出てきたと思ったらお菓子をちんたら分けはじめ、若い男の子や上司に配って媚を売りまくってる同僚。自分では『職場のいいお姉さん』気取りだが、周囲からは『最低の見本』扱い。一番忙しい時間にさぼるし、迷惑がられていることに気が付いてほしい」(50代女性)
全員に共通しているのが、「迷惑行為に自覚がない」ところ。できることなら出会いたくないお局様、自分の会社にはいないと思う人は、恵まれているのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代〜50代の有職者583名(有効回答数)