「医学部に行くな」 学習塾の衝撃広告にツッコミ殺到
「あの大学に行きたい」。受験シーズンを前に、受験生たちは今頃必死の追い込みを行っている最中だろう。
そんな人たちが見ると絶対に驚いてしまう学習塾の広告が、今ネットで話題になっている。
■「医学部に行くな」 学習塾が命令する理由は…?
複数のツイッターユーザーが投稿した以下の写真。「医者になるんだ、私」と宣言する美少女と、一見どこにでもありそうなオーソドックスなポスターだ。
しかし、「医学部に行くなら。」の「ら」の部分が白シャツに被り、色も同じだったため「医学部に行くな」と見えてしまうようになっている。
メディカルラボの広告、一瞬「ええっ」となった。私なら色合いとか配置とかもう少し変えた気がするけれど、この二度見させること自体が狙い!? pic.twitter.com/6j1CDbLowl
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2017年1月1日
一体なぜ、これでOKを出してしまったのか……真相は不明だが、スケジュールが超タイトだったなど、きっとなにかのっぴきならない事情があったに違いない。
このように、ツッコミを入れていた人は12月頃から多数存在していたが、4日にとあるユーザーが投稿したが本格的なバズになった模様。
医学部に行くな(強制) pic.twitter.com/heqWTSSfbq
— 馬場ンパー@NB6C@まぬ家 (@roadevolution2) 2016年12月30日
この広告、「医学部に行くな」にしか見えない。 pic.twitter.com/mHEV3EMoQO
— わさだ (@sada_Kio) 2016年12月27日
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■「行くな」はつまり「行け」 ダチョウ倶楽部風に解釈する人も
ネット民の中には、ダチョウ倶楽部理論を用いて「行くなってことは行けってことだろ。応援してくれてんじゃん」と受け取る人も。
しらべぇが20~60代の男女1376名に行なった調査では「やるなよと言われたらやれのネタ振りだと思ってしまう」と答えた人が2割存在したが、彼らはこの広告を見てもそう捉えたに違いない。
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■「広告としては成功では?」の声も
その一方で「これだけ拡散されれば広告として成功では?」という指摘も。たしかに、普通にキャンペーンを行なったところで、この情報に溢れた時代、なかなか拡散されるものは生まれにくい。
しらべぇでは過去に新垣結衣の瞳の中に、人影が写り込んでいる某化粧品のポスターを取り上げたことがあった。このポスターも通常では考えられないような拡散になったわけだが、むしろミスを好意的に受け取る人のほうが多かった。
駅貼りの雪肌精の特大ポスター。ガッキーきれいだな〜と思って近づいてみたら、ガッキーの瞳に映り込むカメラマンと扇風機持ったスタッフ!! pic.twitter.com/Czt3HqWkCc
— 江本典隆 (@emotonoritaka) 2016年7月13日
技術が向上した時代だからこそ、良くも悪くも味のあるものが人を惹き付けるようになっているのかもしれない。もっとも、なかなか狙ってできるバズり方ではないだろうが……。
試験を前に詰め込んでいる最中の学生たちの、気持ちが少しでも緩めば幸いである。
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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20~60代の男女1376名(有効回答数)