友達の裏切り「同性愛者の女性が語る」学校での冷たい目3選
アメリカやヨーロッパに比べて、日本ではまだ同性愛者にたいする理解や受け入れは広まっていないと言われている。
現に、同性愛者というのを知られただけで、周囲からのイジメに発展したり、好奇の目で見られたりすることがあるようだ。
しらべぇ取材班は、同性愛者である女性Aさん(29歳)に話を聞いてみた。
①カミングアウトをしたら女友達が離れていく
「専門学生の時に、仲良くしていた女の子たちがいて。仲間内で同性愛者の話がでた時に、彼女たちは『同性愛だって立派な愛! 素敵なこと!』など、
かなり優しい発言をしていました。だから、友人だし偏見もないようだしカミングアウトしても大丈夫だろう…と勇気を出してしたのですが…。
現実は、私が同性愛者だと知るなり、彼女たちはサーっと離れていきました。私の経験上ですが、『同性愛者は美しい! 素敵!』などと豪語する人ほど、
実際に知ると差別的なことをしてくるなど、偏見がすごい気がします…。偏見なく接してくれる人は、いちいち『素敵なこと』とか美化しないんですよね」
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②女友達として誘っただけで、デートと勘違いされる
「その専門学校では彼女たちにしか、同性愛者だというカミングアウトをしていなかったのですが…。3日も経たないうちに、学校中に噂が広まり。
女の子たちのほとんどからは距離を置かれました。それでも話しかけてくれる子がいて嬉しかったので、友人として『今度お茶に行かない?』と誘ったら…。
彼女は『ちょっと優しくしたらデートに誘われた…。私レズじゃないのに、勘違いされたみたい。皆も気をつけてね』と、言い回っていました。
同性愛者と知ると、女性たちは『自分が狙われている!』と勝手に勘違いして、敵のように見てきます。こっちにも好みがあるのに…自意識過剰すぎます」
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③同性愛者を理由に、泊まり旅行を拒否する
「専門学校で、スキー旅行があったんです。当然ですが、部屋や温泉は女子で一緒になりますよね。そこに私が入るのが納得いかなかったようで。
『私たちからしたらAちゃんが入るのは、男性が入ってくるのと一緒』『Aちゃんの性的対象は女性。そんな人に裸を見られたくない』と、大騒ぎ。
入学した当初は友達もいたし、私も行くのを楽しみにしていましたが…。そんな風に白い目で見られてまで行きたくないので辞退しました。
カミングアウトをしなければ良かった…この言葉はずっと頭に残っています。専門学校を卒業してから7年近く経ちますが、あんな思いはもうごめんなので、
あれ以来、どんなに親しい女友達ができても自分が同性愛者だというのは告白していません」
日本でも同性愛者にたいする理解が深まり、皆が生きやすい国になってほしいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)