キレイになりたいけど…「正直、化粧は面倒」と思う女性の割合
多くの女性は「少しでもキレイになりたい」と思っているし、そのためにメイクを工夫し、鏡の前で時間を費やしている。
しかし、「キレイになりたい」という気持ちと、そのために費やす手間や時間を「面倒じゃない」と思うかは別の問題。
正直言えば面倒くさい、でもキレイにはなりたい…このアンビバレントな心情の中で、美容にいそしむ女性が多いのではないだろうか?
しらべぇ編集部では、その本音を探るべく全国の20~60代の女性687名を対象に「ぶっちゃけ化粧は面倒くさい」と思っている人の割合を調査した。
■全年代が6割超え
全体では67.7%と7割近い女性たちが、本音では「化粧するのは面倒くさい」と思っている実態が明らかになった。
社会人として、大人の女性として「化粧するのが常識・マナー」といった話題が定期的に噴出する。
そうした外的な圧力も、「面倒でも、化粧をしなくてはならない」状況を生み出している要因といえそうだ。
さらに年代別で見てみると
最も高いのが40代、次いで30代。若い頃と比べると、手入れの手間が変わってくる年代でもある。
若さに頼る年齢ではない分、いつまでもキレイでありたいと考える女性にとって、スキンケアやメイクの工夫で「ギアアップが必要な時期」が高い値になるあたり、かなりのリアルさを感じる結果だ。
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■しなくて済むなら…
実際に「化粧は面倒だけど、している」女性たちの声を聞いた。
「高校時代の『メイクしちゃダメ』と禁止されていた時は夢中で、面倒に思う日が来るなんて考えたこともなかったですね。でも大人になって、『メイクしなくちゃダメ』ってなったら、なんだか醒めてしまったみたいです。単なる、あまのじゃくですかね?(笑)」(20代・女性)
「化粧をしないと、地味な顔立ち――典型的な『平たい顔族』です。(笑)でも整形をするとか、そういうのは抵抗感があるし…。
自分で言うのもなんですが、化粧のテクニックはかなり高いです。だけどそのせいで、すっぴん晒すハードルもかなり高い。ムリすぎて、想像できません」(30代・女性)
「スキンケアにはお金をかけているので、素肌には自信があります。それで30代の時に一度、『すっぴんでもイケてるでしょ』アピールのつもりで、軽いポイントメイクだけにしてみたんです。
そうしたら『ファンデーションも塗らないなんて、もう女を捨てちゃったのね』と友達に言われて…あの衝撃には本当に震えましたね」(40代・女性)
「肌も衰えてきたと感じますし、シワやシミを隠さずに外に出るのは、やっぱり抵抗感がありますね。面倒ではあるけど、お化粧をすると気持ちが“きちんと”したり、華やいだ気分になれたりするので、老け込まないためにも必要な気がします」(50代・女性)
男性から見ると、「あれだけお金や時間をかけているのだから、好きでやっているのだろう」くらいに思うかもしれない。
でも実際は「キレイになるため」だけじゃなく、さまざまな圧力を感じて「しないわけにはいかない」となっている女性も多いのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の女性687名