「顔を見ただけで怪しい!」2時間ドラマの犯人役といえばこの人たち
テレビ朝日の『土曜ワイド劇場』や、TBSの『月曜名作劇場』など、根強い人気を持つ2時間ドラマ。『十津川警部シリーズ』や『タクシードライバーの推理日誌』など長きに渡り放送されている作品も多い。
完全犯罪を企む犯人に、渡瀬恒彦や片平なぎさら実力派俳優演じる主人公が、トリックを解き明かすストーリーが最大の見どころだ。
ところが、様々な謎を解明する前に出演者を見ただけで、「だいたいこいつが犯人だな」とわかってしまうという視聴者がいるらしい。本当だろうか?
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■出演者だけで犯人がわかる?
そこでしらべぇ編集部では全国の20代から60代の2時間ドラマを見たことがある男女1,113名に、2時間ドラマの犯人ついて調査を実施。
結果、「出演者を見ただけで犯人がわかる」と答えたのは全体で約2割。やはり大多数の人は、出ている俳優だけで犯人を特定することはできないようだ。
ところが性世代別に見てみると話が変わる。60代女性の5割が「わかる」と回答しているのだ。
長年見続けている年配女性視聴者は、出演者の顔を見ただけである程度誰が怪しいかを見分けることができるらしい。
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■2時間ドラマ好きが選ぶ犯罪者役が多い俳優
実際に「出てきただけで犯罪者」を疑われる俳優は誰なのだろうか。2時間ドラマファンのSさんに具体的な人物と、そう考える理由を聞いてみた。
①国生さゆり
「ここ数年もっとも犯人役が多いと感じています。近年の女優のなかで、性格の悪い女性犯罪者を演じさせたら右に出るものはいないのではないでしょうか。
ただし最近は犯人を演じすぎたせいか、『犯罪者本命とみせかけていい人だった』というトラップに使われることも多いです」
②中山忍
「『かわいい顔をしてえげつないことやる女性犯罪者』はだいたいこの人です。かつて捨てられた男性に復讐する、子供の頃の恨みを晴らすなどのストーリーなら、中山忍で間違いありません」
③井田國彦
「善人ぶっているけど、じつはずる賢い凶悪犯なら井田國彦でしょう。警察内部の犯行である場合や、誰か裏切り者がいるというケースでは、たいていこの人が犯人である可能性が高い」
④佐戸井けん太
「『踊る大捜査線』などで刑事役もこなしている俳優さんですが、2時間ドラマでは犯人で出てくることも少なくありません。
組織的な犯罪を追っているストーリーの場合、必ずこの人が連絡役になっていて、大物役の寺田農あたりとつるんで悪いことをしている印象」
⑤石野真子
「2時間ドラマの犯人は、ほとんど石野真子という時代がありました。知名度を考えると、チョイ役で終わるはずがないから、どうせ犯人なんだろうなあと。
ただ最近は出演の機会が減っているような気がします」
予想を裏切られることもあるが、出演していたら「こいつが犯人かも…」と注目してみると面白いかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の2時間ドラマをみたことがある人1113名(有効回答数)