患者よりも金?医療関係者が語る「病院の裏の顔」3選
病院といえば、医師や看護師たちが優しく治療してくれて、多くの人にとって安心できる空間だろう。
だが中には、そんな表面の優しさとは想像もつかない、裏の顔をもつ病院もあるらしい。しらべぇ取材班は、病院勤務経験者たちに話を聞いてみた。
①病院とはいえ、お金を稼ぐことに必死
「私の働いていた病院では、医師には、稼がないといけない保険点数のノルマがありました。達成できれば、給料がプラス。達成できないと、減給。
そのため先生たちは保険点数を稼ぐことに必死で…。毎日欠かさずチェックするのは、患者さんの具合などではなく、まず自分がいくら稼いでいるか。
足りないと『もっと稼がないと』と、しなくていい検査をしたり、実際にはしてない治療をしたことにして保険点数を稼いだり…。もう詐欺ですね。
病院ではそんなブラックなことは起こらないと思いがちですが、医師とはいえ、お金は好きだし稼ぎたい。内科や歯科など、病院といえど注意が必要です」(医療事務員・28歳)
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②医療知識がないのに、点滴の準備をする
「私は看護助手の仕事をしていました。普通にネット求人で応募して、医療資格も一切ありません。そこの病院は夫婦ふたりで開院しており…
看護師がいなくて、全員そのパートで集まった看護助手でした。どうやら看護師は給料が高いため、時給950円ですむ看護助手でまかなっていたようです。
でも看護助手という響きは素敵ですが、ただのパートのオバちゃんばかり。医療の知識もまったくないのに、点滴や薬などは私たちが準備するんです。
もし間違えていたら…想像するだけで怖い。私が患者さんだったら、そんな医療知識もない人が、自分の点滴などの準備をするなんて絶対にイヤですね」(看護助手・37歳)
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③休憩室では個人情報がネタにされている
「患者さんは病院の人だから…と、安心して個人情報を話しますよね。『性病にかかり、この薬を飲んでいます』『夫に殴られて、腕がいたくて』とか…。
うちの病院の人たちは、休憩室でそういう話をネタにしています。『○○ちゃん、性病だって。子供の頃から知ってるからショック!』だの、
『○○さんの奥さんはDVにあってるらしいよ。旦那さんそんな風に見えないよね?』だの。おもしろおかしく言いまくっています。
また先生の中には『今日きた美人な患者さん、聴診する時に胸見ちゃった』と、下世話なことを言うことも。
こういう面を日々見ているので、病院に行くのが怖くなりましたね…」(病院受付・26歳)
病院の中には、患者第一で命懸けで助けてくれるところもあれば、とんでもない裏の顔を持つ病院もあるようだ。病院選びは慎重にしたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん)