知る人ぞ知るヒーロー?「ウルトラマン・ディスカバリーズ」に潜入

2017/01/16 21:00

こんにちは、モノブライトのベース、出口です。

さて、2016年は大作の周年記念やリメイク作品が制作されるなど、特撮ファンにとって非常に重要な一年でしたが、その勢いは2017年も衰えるどころか1月から素晴らしいイベントが中野ブロードウェイ3階「墓場の画廊」にて開催されるとの情報をキャッチしましたので潜入してきました。

今回はその模様をお届けしたいと思います。


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■ウルトラシリーズ冬の時代を救ったヒーロー

中野ブロードウェイ3階を奥に進んだ場所に構える墓場の画廊、入り口から周りの店舗とは違う存在感を放っています。

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ウルトラマン・ディスカバリーズと銘打たれた今回のイベントは、1990年代に制作された「ウルトラマンG(グレート)」「ウルトラマンパワード」「ウルトラマンゼアス」3作品のBlu-rayの発売を記念したもの。

なぜこの3作品がここまで取り上げられているのか。その理由は、ウルトラシリーズ冬の時代を救った作品だから。

しかし、非常に重要な作品にも関わらず30代を中心とした一部(私含む)のファンが熱中する、いわゆる「知る人ぞ知るウルトラマン」なのです。3作品それぞれを軽くご紹介します。


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①ウルトラマンG(グレート)

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1991年にオーストラリアで制作された、平成最初のウルトラマンです。テレビシリーズではなくオリジナルビデオでの展開だったので視聴する手段はほぼレンタルのみでしたが、全13話という他のシリーズと比べて短い話数でまとまっているのが特徴。


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②ウルトラマンパワード

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グレートに続き、1993年にオリジナルビデオ展開されたウルトラマン。アメリカで制作され現地ではテレビ放映もされましたが振るわずの結果に。

しかし、1995年には日本でのテレビ放映が実現し、その翌年に始まる「ウルトラマンティガ」にバトンをつなぐことに成功します。

ウルトラシリーズの灯が消えそうになった平成初期、シリーズを次の時代につなげた重要な作品と言えます。


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③ウルトラマンゼアス

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1996年に制作された初の劇場版のみの作品。ガソリンスタンドが防衛チームの基地になっていて、隊員も普段はご疎林スタンド業務をこなしている。

出光(いでみつ)興産とのタイアップもあり、イメージキャラクターを務めていた「とんねるず」が隊員役で出演するなど話題となりました。

全体的にコメディ要素が強く、現在もウルトラマンフェスティバルなどのショーではゼアスはギャグ担当になっています。


この3作品の共通点は、従来作品のように長期にわたるテレビ展開がされなかったこと。

テレビをつけたら偶然出会えた、という受動的な瞬間が極端に少なく、特撮好きの少年や熱心なウルトラシリーズファンが能動的に見ていた作品なのです。知る人ぞ知るウルトラマンと言われる所以は、ここにあります。

そんなシリーズが2017年にBlu-rayでリリースされる上にイベントも開催される、まさかこんな日が本当にやってくるとは!生きててよかった!と思う瞬間です。


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■ファン待望のオリジナルグッズと、必見の資料群!

店内で目を引くのは、何と言ってもオリジナルグッズの数々。定番のTシャツやスマホケース、モバイルバッテリーの他に、アクリルの壁掛け時計など、これまでグッズ化されることのなかった3作品だけに非常に目移りしてしまいます。

ああ、全部欲しい!という気持ちをなんとか抑えて、今回はウルトラマンGのスマホケースと、オリジナルお名前シール(ゼアスの防衛チーム・Mydoロゴを選択)を購入。

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そして、一番の目玉は当時使われていた撮影用隊員制服と設定資料、当時のグッズの数々。

特にウルトラマンパワードで使われた撮影用隊員制服は必見で、主演のケイン・コスギ氏の隊員認証用の顔写真が!これは大感動です!

設定資料は怪獣の精細なディティールを確認できるので近寄ってその目で確認していただけたらと思います。

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■30代にとって、かけがえのない「ぼくらのウルトラマン」

知名度と作品が持つ意義、意味はイコールではありません。

ウルトラシリーズがテレビ放映されていなかった80年代、90年代に幼少期を過ごした30代の特撮ファンにとって、グレート、パワード、ゼアスは、ウルトラマンが見たくても見れないという気持ちをすべて受け止めてくれた作品であり、ぼくら世代に活躍したかけがえのないウルトラマンです。

中野ブロードウェイ3階・墓場の画廊で開催されている「ウルトラマン・ディスカバリーズ」は1月30日までとなっております。

会期中は新商品の追加、展示の入れ替えが行われるほか、毎週土曜にはウルトラ戦士もやってくるので、時代をつないだヒーローに是非会い行きましょう。

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(文/モノブライト・出口博之

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