『大貧乏』の大爆死っぷりがヤバいと話題 関係者「お遊戯会レベルの脚本」

大貧乏
(画像は公式サイトのスクリーンショット)

小雪主演で放送されているドラマ『大貧乏』(フジテレビ系)。

初回放送後には「ストーリーが酷い」と視聴者から酷評され、視聴率は7.7%と低水準のスタートになっていた本作だが、15日に放送された第2話はさらに下がって4.4%に。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

このまま数字を下げていけば早期の打ち切りも免れない、まさに「大爆死」の様相を呈している。

 

■脚本や設定に無理がありすぎるとの声

この日の放送では、小雪演じる主人公・七草ゆず子が倒産した会社の不正追及から手をひこうとする。一度は柿原新一(伊藤淳史)の提案でお金を取り戻すことを考えたが、子供に危害が及ぶことを恐れたのだ。

しかし、「不正を暴けなくなる=ゆず子と会えなくなる」な柿原はそれに抵抗する。

この放送に対し、ネットでは「子供の躾がなってなさすぎてイライラする」「年商100億円を超えている弁護士が今も検事になりたいとか無理がある」「伊藤淳史が全部セリフで喋るから鬱陶しい」「どう考えても無理がある」など、ストーリーやキャラ設定への批判の声が殺到している。

 

■ドラマ関係者が語る失敗要因

『大貧乏』という攻めたタイトルの本作だが、一体なぜこんなにも序盤から視聴率が低迷してしまっているのだろうか? しらべぇ取材班は、ドラマ業界で働くディレクターの男性(30代)に話を聞いた。

「世界観の構築がショボすぎるのと、リサーチ力不足があったんだと思います。

 

要素だけで言うと、このドラマは『貧困』『シングルマザー』『会社の倒産』『金と愛』など、現代日本を切り取る要素が色々と盛り込まれている。『逃げるは恥だが役に立つ』がヒットしたことを受けて、社会派な要素を意識的に入れたんでしょう。

 

しかし、変にドラマ的にしようとした結果、ただの現実離れしたドラマになったのではないかと。たとえば伊藤淳史演じる柿原新一は年商107億円を稼ぐ敏腕弁護士という設定でしたが、本当にそんなキャラ設定である必要はあったんでしょうか?

 

これでは『か弱い女を男が救う』という恋愛ドラマの古い構図から脱しておらず、いくら凸凹コンビだったとしても白馬に乗った王子様になっている。『逃げ恥』が、京大卒だけど自己肯定感が低く、自分の殻にこもりがちな津崎平匡が相手役なのと大きく異なります。

 

それだったら、シングルマザーの年上女と、エリートだけど童貞の男のカップリングストーリーとかのほうがまだ良かったのではないかと。チャラ男に捨てられてシングルマザーになってしまった女性を、経験不足ゆえ若い男性が暴走して好きになるみたいなね。

 

その一方で、小雪演じるゆず子のキャラ作りも甘い。たとえば、ドラマを見ている限りでは彼女は立派なビルに入った会社で働いていた様子。

 

所属が総務だったとしても、それなりのキャリアの持ち主だと推測されます。しかし、クビになった後はハローワーク的なところに向かう。

 

今どき、それなりのキャリアの持ち主がハロワに行くことってあまり聞かないし、子供がいて勤務地が東京しか無理だとしても、優秀なら雇ってくれる企業なんていくらでもあるはずなんです。

 

しかも、ゆず子がもともといたのって人材派遣会社なんでしょ? 転職市場には詳しいはずなのに、なんで自分の転職に難航するのかなっていう。

 

『逃げ恥』がとにかく世界観の構築が徹底していて、なにが起きても視聴者が違和感なく作品に没入できたのに対し、あまりにお粗末な印象です。正直、学生の演劇レベル、いやお遊戯会レベルの脚本ですね……」

 

かなり厳しい意見となったが、果たして第3話以降は視聴率アップになるのだろうか?

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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤

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