「罪を犯した芸能人の復帰」寛容な意見集まるも反対派とほぼ互角

昨年は芸能人・有名人の逮捕がとくに相次いだ。しらべぇでも2月に元プロ野球選手の清原和博氏、10月に元女優の高樹沙耶被告の逮捕を報じている。

一方で、有罪判決後、芸能活動を復帰する人について、違和感を訴えるツイートを見かける。

https://twitter.com/nakisuginoryu/status/808796390381862913

https://twitter.com/ariiarii_/status/800473159728148480

今のTVメディアが腐っちゃったんだから…驚きませんよ。相変わらず芸能人は麻薬やろうが婦女暴行しようが犯罪者を平気で復帰させちゃうんだから…

— 雷神 (@raijin37) November 22, 2016

一般人の犯罪は人生終わってしまうのに、なぜ芸能人は復帰できるのか。また、起用する側が悪いとのコメントもある。

実際、どのくらいの人たちが、罪を犯した芸能人の復帰に否定的なのだろうか。

■罪を犯した芸能人の復帰に否定的な人の割合は

しらべぇ編集部は全国20～60代の男女1,365名を対象に芸能人の逮捕に関する調査を実施した。

「有罪判決を受けた芸能人は芸能活動に復帰すべきでない」と回答した人は全体の半数弱。意見が分かれた。

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■犯罪後の芸能人の復帰を許すなとは言えない

Twitter上にある、復帰を許してもよいとする人のコメントには、一般人として暮らすのはやっぱり難しいのではないか？　と、社会生活自体を心配する声がある。

わからなくもないけど、復帰を許すなになると余計に犯罪者まっしぐらではないかと。芸能人はよくも悪くもサラリーマンみたいに生きられない人なんだし

— undo(あんどー) (@tolucky774) September 22, 2016

某芸能人の復帰のニュースについて感じたこと。世間のイメージが「犯罪者」として定着してしまっているから、そのまま一般人として居続けたほうがまだ身のためだったかもしれない。でも、世間に出て仕事をしていても周りが白い目で見る限り、一般の仕事をするのは難しかったのではないだろうか。

— 咲羅 紅 (@sakura_beni) November 20, 2016

また、芸能人の復帰に反対している人に、自分の周りにいる人が、過去に罪を犯してないと言い切れるのか？　と問いかけるユーザーもいた。

芸能人は犯罪犯しても復帰出来ていいねー！って言ってるやつ、お前の横や側に居るやつが犯罪者じゃないって思ってんの？

想像力の欠落。

— futetch (@beermonks) November 20, 2016

また、道を踏み外してしまった芸能人の復帰が普通になっていることを、テレビ離れの原因のひとつとコメントする人も。

テレビ離れの原因の1つは、犯罪を犯した芸能人・著名人が何食わぬ顔で復帰出演するのが普通になってて見てて気分が悪いからなんじゃなかろうか。

— 🦒💨 (@Maiko_Saeki) November 20, 2016

社会から脱落してしまう人を増やさないようにするのではなく、もう一度復帰できるような環境を整えることはもちろん重要である。

しかし、それが芸能人なら芸能界の表舞台にそのまま居座れる――ということに関して、国民の半数近くは納得できないようだ。

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（取材・文／しらべぇ編集部・小河 貴洋）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年12月16日～2016年12月19日
対象：全国20代～60代の男女1365名（有効回答数）