「サービスエリアの進化系」EXPASA足柄で楽しい鯛焼き休憩
バスタ新宿から東名高速道路に行くバスに乗ると、高い確率で足柄サービスエリアに立ち寄るはず。
「EXPASA足柄」という愛称があるこの施設は、もはやサービスエリアの領域を乗り越えているのかもしれない。東京、神奈川、山梨、静岡の4都県の名産品を取り扱う商業施設としても、大きな注目を浴びている。
その様子を、少し覗いてみよう。
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■つぶあんぎっしりの鯛焼きを食べよう
EXPASA足柄から見る富士山は、ちょうど宝永山の窪みが真正面に位置している。
このあたりは、冬になると神経の隅々にまで痛さが染み渡るほど寒い。だからこそ、このサービスエリアの充実ぶりが一層ありがたく感じてしまうのだ。
建物の正面には、屋台のような飲食店ブースがずらりと並んでいる。全国的にも有名になった富士宮焼きそばや仙台牛タン丼、たこ焼き、ホットドッグなど。その中でもしらべぇ取材班が注目したのは、『おめで鯛焼き本舗』のEXPASA足柄店だ。
つぶあんがぎっしりつまった鯛焼きは1個170円。冷気に震える手で鯛焼きの包みを持った感触は、何事にも代えられない喜びでもある。
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■地域物産の宝庫
EXPASA足柄の所在地は静岡県御殿場市。だがこの辺は、言い換えれば「文化の境界線」だ。
だからこそ、各地の特産物が均等に入ってくる。お土産を買い忘れてしまった時も、EXPASA足柄に車を停めれば大抵のものは買えるのだ。ドライバーにとって、これほどありがたい場所はそうそうない。
富士山周辺地域の物産の豊富さには、とにかく感心するばかり。一度や二度の来訪で、このEXPASA足柄の商品はコンプリートできないだろう。回を重ねるごとに新しい発見があるのだ。そうした魅力も、このサービスエリアで味わうことができる。
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■サービスエリアは進化する
かつて、「サービスエリアで出される食べ物」といえば「高くてまずい」というのが専らの評判だった。
だが、それはもはや過去の話。現代ではサービスエリアも競争社会に足を踏み入れている。その最中で所在地の特性を活かし、地域物産を揃えることで活路を見出そうとするサービスエリアが増えた。
高速道路ビジネスは、時代とともに着実な進化を遂げているのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)