暗い性格を改善したい人は5割以上 「かわいがられたい」と切実な声も
コミュニケーション能力が重視される社会において、暗い性格の人は引け目を感じることも多いであろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の自分の性格を暗いと思っている男女581名に、「自分の性格について」の調査をおこなった。その結果、52.5%もの人が「暗い性格を改善したい」と思っていることが判明。
半数以上の人が明るい性格になりたいと思っているのに、実際に改善するのは難しいようだ。
■女性の武器である愛嬌とはほど遠くて…
同じ質問を、性年代別でも見てみよう。
暗い性格を変えたいと思っている人が一番多いのは、20代女性で6割近くもいる。
「顔がそれほどでも愛嬌のある女性は、男性はもちろん同性からも人気。暗い性格だと、近寄りがたいと思われる。愛嬌とはほど遠いのでなんとかしたいけど、どうしていいのかもわからない」(20代女性)
また次に多い40代男性からは、次のような意見が。
「部下に慕われる上司が理想だったけど、実際には距離があり話しかけにくい存在に。上司ってだけで壁ができるからそれを壊すのは自分の役目だとは思っているけど、生まれ持った気質はなかなか変えられない」(40代男性)
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■上司の懐に入れる人が強い
職業別では会社員が一番多く、6割近い割合に。
会社の中はもちろん取引先など、仕事では多くのコミュニケーションが必要だ。暗い性格が原因で、社会活動が苦痛と感じている人も多い。
「コミュ力と会社での立場は、絶対に比例します。上司の懐に上手に入るやつは、やっぱりかわいがられるし。自分にもそんな器量があればと思うこともあるけど…」(30代男性)
また、無職・家事手伝いでは4割と会社員に比べれば少ない。しかし人と関わることが苦手で無職である人たちにとっては、現状を変えるには性格を変えなければと考える人も多いだろう。
ただ暗いからといって、マイナスに見る人ばかりではない。
「明るくていい加減な人より、少し暗くてもまじめに仕事に取り組む人のほうがいい。私も本当は人見知りなのをがんばって話しているので、おとなしい人の気持ちはよくわかる」(30代女性)
無理をして自分を変えるのではなく、いい部分を引き出すことが大切である。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の自分の性格を暗いと思っている男女581名 (有効回答数)