川上未映子「主人アレルギー」が炎上 「他人の夫」を何と呼べばいい?

夫婦
(©ぱくたそ)

夫婦間での相手の呼び方は、家庭によってそれぞれ。名前で呼んだり、もしくは「さん」などの敬称をつける場合もある。

一方、他人がいる場ではある程度気を遣っているという人もいるだろう。「主人」「家内」などの言葉を用いている人も多いのではないだろうか。

しかし、その言葉がとある議論を生んでいるようだ。



 

■「主人」「嫁」は差別用語になるべき?

きっかけは日経DUALでの作家・川上未映子の「主人」という言葉が心底嫌いという記事から。川上は「主人」という言葉を聞くだけでアレルギーになるほどイラッとして気が滅入る思いがすると言う。

川上は以下を理由にしている。

「『主人』というのは従属関係を示す言葉で、自分が相手より劣った存在である、身分の低い存在であるということを表す言葉だ」

また、「家内」という言葉についても川上はこのように取り上げた。

「たとえば自分の妻のことを嬉しそうに「嫁」と言った瞬間、わたしのなかでその男性作家の知性は最低ランク」

最後に川上は、これらの言葉について「差別用語として広く認識されればいい」と締めた。

小説家という言葉のプロだからこそ気になる点かもしれない。ネットではこの記事をきっかけにさまざまな議論が展開された。


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■「主人」に抵抗があるという人の意見

川上に賛同する人たちからは「嫌な思いをした」「時代錯誤もいいところ」といった声があがった。

しかし、「旦那」という言葉も主従関係を表すため、「じゃあなんて言ったらいいの…?」と困っている女性もいるようだ。公の場で「夫」という言葉を用いることに抵抗があるという人も。



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■「気にならない」という人の意見

一方で、これらの言葉が気にならないという人も。現代の家庭に主従関係はないため、続柄をあらわすための記号的な呼び方として用いているという人が多いようだ。


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■「主人」「奥さん」が好感度の高い呼び方のよう

配偶者の呼び方について世間はどう考えているのだろうか。

しらべぇが「配偶者についてもっとも好感度の高い呼び方」について以前お伝えした記事では、夫は「主人」、妻は「奥さん」が1位となっている。

全体的には「主人」や「家内」という言葉は、ただの記号的な存在であり、主従関係をあらわしていると考えている人が多いということだろうか。

とはいえ、実際に嫌悪している人がいるというのも事実。これらの言葉を何気なくつかっている人は、一度考え直してみる良い機会かもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・シマウマ姉さん

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